宇宙のしくみ の商品レビュー
宇宙が大好き! そんな人にオススメなのがこの本。宇宙ってどのくらいの広さがあるのか、始まりと終わりはあるのか……など、素朴な疑問に答えてくれる。最新の研究結果にも触れて宇宙物理学の今に迫る一冊。難しい式は抜きにして、ゆる~いイラストと明るいイメージの装丁なので、どんな人でも気軽に...
宇宙が大好き! そんな人にオススメなのがこの本。宇宙ってどのくらいの広さがあるのか、始まりと終わりはあるのか……など、素朴な疑問に答えてくれる。最新の研究結果にも触れて宇宙物理学の今に迫る一冊。難しい式は抜きにして、ゆる~いイラストと明るいイメージの装丁なので、どんな人でも気軽に読むことができる。
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この本は、どう読むかで評価が変わる。専門書、ではない。そういう風に読む人はさすがにいない。『学研雑学百科』というシリーズ本なのだが、純粋に雑学にするには、少々ムツカシイことが書かれている。ブルーバックスのような理系オタク系でもないし。結局のところ、これは『IPMU(東京大学数物連...
この本は、どう読むかで評価が変わる。専門書、ではない。そういう風に読む人はさすがにいない。『学研雑学百科』というシリーズ本なのだが、純粋に雑学にするには、少々ムツカシイことが書かれている。ブルーバックスのような理系オタク系でもないし。結局のところ、これは『IPMU(東京大学数物連携宇宙研究機構)の紹介パンフレット:豪華装丁版』というあたりの位置づけで読むのが正しいと思う。確かにIPMUに行ってみたくなる。そういう空気感は伝わる。いずれにせよ、表紙のデザインはとてもいただけない。とても。
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村山さんの『宇宙は何でできているか』と内容的に被る部分が多い。ただ、挿絵が多く、図がカラーだったりしてなかなか読みやすかった。まだまだ、宇宙物理学の基礎が固まっていない自分にはちょうど良い一冊であった。
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宇宙について、どこまでわかり、何がわからないかが、よくわかる(わかったような気になる(笑))。東京大学数物連携宇宙研究機構(IPMU)の6人の科学者がわかりやすく解説。最先端研究者ならではのリアリティあふれる内容です。IPMUなんて言うと難しい組織のような印象ですが、5つの研究テ...
宇宙について、どこまでわかり、何がわからないかが、よくわかる(わかったような気になる(笑))。東京大学数物連携宇宙研究機構(IPMU)の6人の科学者がわかりやすく解説。最先端研究者ならではのリアリティあふれる内容です。IPMUなんて言うと難しい組織のような印象ですが、5つの研究テーマは 「宇宙はどのように始まったのか?」 「何によってできているのか?」 「その行きつく先は?」 「どんな法則に支配されているのか?」 「そもそも我々はなぜ存在するのか?」 というもの。大変面白く興味深い本でした。 宇宙誕生のことについて、何もないところから時間と空間ができたというけど、そのことがイメージできない(笑)。宇宙の果てはどうなっているのか?光より速いスピードで膨張しているとしてその先はどうなっているのか、、、、そんなことを思うと不思議で、その不思議と謎が研究の推進力になっているのだろうなあ。 どうして137億年前の(そもそも137億年前という数字が出ることがすごい)ビッグバンがわかるのか不思議ですが、それは一つには観測能力が上がったことで、より遠くの星を観測できるようになったこと。より遠くの星を観測するというのはより過去を見ることができるということなんです。 太陽の姿は地球から見ると8分前の姿(光で8分かかるから)。100光年先の星を観測すると、それは100年前の姿を見ることになる。今では131億光年の星まで観測できるらしく、その星を見るということは131億年前の宇宙の状態を知ることができると。その観測結果と数式による理論が一致することで、過去の姿が浮かび上がるということらしい。 最近、ノーベル賞で話題なった「対称性の自発的破れ」や「スーパーカミオカンデ」なんて言葉も出てきて、最先端の宇宙の研究を難しいことを抜きにして紹介されている努力には最大の魅力でしょう。しかし、それでも難しい(笑)、だけど面白い。
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