今ここに神はいない の商品レビュー
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[ 内容 ] 一九四五年二月一九日、硫黄島。 南海の孤島は地獄と化した。 散乱する肉塊、死にゆく戦友、肌にしみこむ血の匂い。 「地獄の橋頭堡」の生き残り兵が戦後四〇年を経て初めて明らかにした衝撃の記録。 [ 目次 ] 第1部 入隊(1943年7月、海軍軍人となる;“ファラガットへ登れ”;惨めだった休暇帰郷 ほか) 第2部 血戦(上陸の日、1945年2月19日;日本軍の猛攻に晒される浜辺;砲弾と銃撃の嵐 ほか) 第3部 生還(原爆投下で訓練は終わった;占領した佐世保での日々;船は静かな港に帰った) [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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海兵隊から見た硫黄島戦。 もう少し訳がよかったらと思うけれど、それを抜きにしてもとてもいい手記だった。 人によっては嫌かもしれなけれど、戦地に立った兵隊の心理がとてもよく分かる。敵への心境も当然のことだ。 いや、この筆者は冷静で、むしろそれがすごいと思う。 今まで日本軍側の手...
海兵隊から見た硫黄島戦。 もう少し訳がよかったらと思うけれど、それを抜きにしてもとてもいい手記だった。 人によっては嫌かもしれなけれど、戦地に立った兵隊の心理がとてもよく分かる。敵への心境も当然のことだ。 いや、この筆者は冷静で、むしろそれがすごいと思う。 今まで日本軍側の手記を見ていたので、日本兵のくだりは切なかった。 この人かも、あの人かも。あぁこうやって死んでいったのか…。 日本軍とアメリカ軍と、双方からの視点で読める戦場はあまりない。 いい本だった。
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硫黄島について書いてあるのは後半。なのでそこから読むだけでよい。彼がすさまじい体験をしたことはよく分かる。だけどそれはこの島にいた全員であって彼だけではい。やけに分厚い本だけど斜め読みだけで充分。硫黄島について調べるときがあればちょっと思い出してほしいかな。
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