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甘党ぶらぶら地図 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2021/09/25

いずれも地味な和菓子系なれど、旅情と相まって、どれも美味しそう。 これらを食べに行くだけの旅に出たい。。。

Posted byブクログ

2018/03/03

全国都道府県の「甘い店」を訪問して歩く。著者の青春時代の甘酸っぱい思い出も山梨、箱根、石川、京都、佐賀などの店の訪問に際して登場する。日光は江戸時代の東京ディズニーランド(人気キャラクターの存在)、旅人という存在への日本人の憧れ(又は親しみというべきか)などを考えさせながら、全国...

全国都道府県の「甘い店」を訪問して歩く。著者の青春時代の甘酸っぱい思い出も山梨、箱根、石川、京都、佐賀などの店の訪問に際して登場する。日光は江戸時代の東京ディズニーランド(人気キャラクターの存在)、旅人という存在への日本人の憧れ(又は親しみというべきか)などを考えさせながら、全国の有名店を訪問するという実にユニークな旅行記だった。因みに私が知っている店はあまりなかった。安倍川餅(静岡)、赤福(伊勢)、黍団子(岡山)、白熊アイス(鹿児島)ぐらいか。著者の情報収集力はどこに?!岩手・厳美渓の「空飛ぶ郭公団子」の話、兵庫県は尼崎市の飴(琴城ヒノデ阿免本舗)訪問記が関西人の顔、そして「アマ」と呼ぶ人たちとの説明が楽しい。

Posted byブクログ

2013/11/17

全国のおいしい、そこでしか食べられない甘味を酒井順子が訪れて食べる紀行文。 ひたすらおいしそう。 読みながら悲しくなったのは、この本に出てくるお店や作り手さんが亡くなっていること。 一期一会だなあ。 この本を片手に、旅行に行きたくなった。

Posted byブクログ

2011/10/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 甘味を求めて47都道府県を旅した酒井順子さんのエッセイ。素朴で大衆的な和菓子をたずねて、北海道から沖縄まで全国を歩いています。贅沢な旅ですね。便利なお取り寄せも盛んな昨今、なにもわざわざ現地まで行かなくてもいいのに、なんて思ったりもしました。でも、現地に足を運んでこその味ってやっぱりあるんですね。この本を読んだらよーくわかりました。土地ごとの風土・風習、作り手の方々の想い、それに贔屓にしている地元民の方々の愛情。現地で食べるお菓子の背景には、実に様々なものが顔を覗かせます。出来立てホヤホヤを頬張る酒井さんはとても幸せそうです。食べながら聞かせていただいたというお話は、心和ませるものだったり、ちょっぴり切なかったり哀しかったり。そんなお話が、お菓子の味をいっそう味わい深いものにしたことでしょう。その土地に根付いているお菓子には、味だけでない何かがあるんですね。支えてきた何かです。だから、もし食べる機会に恵まれたら、そういうことにも思いを馳せながら食べるといいかも、なんて思います。

Posted byブクログ