四雁川流景 の商品レビュー
「Aデール」 で、ホロッときました。玄侑さんの話は生活の中に死が自然に存在します。流れるような文体も読みやすく、好きな作家さんです。
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+++ 出逢い、別れ、そして流れゆく、川の水の如き群像の心。僧侶にして芥川賞作家がおくる、鮮烈な「一期一会」の作品集。 +++ 「Aデール」 「残り足」 「布袋葵」 「地蔵小路」 「塔」 「スクナヒコナ」 「中洲」 +++ 四雁川の周りに暮らす人々を主人公にした短編集である。...
+++ 出逢い、別れ、そして流れゆく、川の水の如き群像の心。僧侶にして芥川賞作家がおくる、鮮烈な「一期一会」の作品集。 +++ 「Aデール」 「残り足」 「布袋葵」 「地蔵小路」 「塔」 「スクナヒコナ」 「中洲」 +++ 四雁川の周りに暮らす人々を主人公にした短編集である。 四雁川で繋がっているというだけで、登場人物たちにはなんの関わりもないのだが、同じ川を身近に感じながら生きているという背景が、全体の雰囲気を作り上げているように思われる。それぞれの物語のなかで、人々は自分に与えられた人生を健気に生きている。取り立てて華々しい出来事や事件があるわけではないが、人々の暮らしぶりのひたむきさが胸に迫る一冊である。
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道尾さんのツイートで紹介されて読みました。短編集でどの作品も心に染み入る内容でジーンときます。四雁川の描写もすてきです!
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