配色事典 の商品レビュー
大正・昭和期を代表する日本の洋画家・和田三造による日本の伝統的な色の組み合わせをまとめた本。 英語名もそうだけれども、日本語の色の名前ってなんて美しいんだろう。 桔梗色。浅葱色。長春色。萌木色…。それぞれの色に風景と意味がこもっていて、いろんな想像がかき立てられる。 また、和...
大正・昭和期を代表する日本の洋画家・和田三造による日本の伝統的な色の組み合わせをまとめた本。 英語名もそうだけれども、日本語の色の名前ってなんて美しいんだろう。 桔梗色。浅葱色。長春色。萌木色…。それぞれの色に風景と意味がこもっていて、いろんな想像がかき立てられる。 また、和田三造の経歴が、時代背景を考えても、すごく多彩で珍しい。当時は珍しかったであろう、フランスに留学しただけでなく、インドやミャンマー、インドネシアも訪れていて、いろいろな色彩を見てきた人。洋画だけでなく日本画やデザイン、ファッションなど幅広く手がけた著者だからこそ、レトロだけれどもモダンで、なかなか思いつかないような配色も考えられるのかもしれない。(それぞれの組み合わせの中で、色の面積が同じだけ取られているので、組み合わせによっては色の重さに応じて面積の広さを変えたらまた雰囲気も変わるかもしれないなと思ったり。) 色をうまく見せるために、この本は何回色校に回して修正したんだろう…滲むような回数と関わる人たちの苦労があるんだろうな…。
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兵庫県生まれの和田三造(1883-1967)著『配色總鑑』の編集。 和田と『配色總鑑』、概説と其活用、2・3・4色配色帖、索引、色票を収録。
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80年近く前に発行された「配色總鑑」を復刊したものです。 私は他にも伝統色・和色系の配色辞典を数冊持っていますが 3色・4色と色数が増える毎に斬新な組み合わせを見ることができます。 また、その組み合わせも見ていてイメージを起こしやすい配色が多いと思います。 現在のように「配色...
80年近く前に発行された「配色總鑑」を復刊したものです。 私は他にも伝統色・和色系の配色辞典を数冊持っていますが 3色・4色と色数が増える毎に斬新な組み合わせを見ることができます。 また、その組み合わせも見ていてイメージを起こしやすい配色が多いと思います。 現在のように「配色」「カラーコーディネート」というものが一般的ではなかった時代の 編纂ですが、改めて新しさを感じることのできる良本です。
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