企業の人間的側面 の商品レビュー
従業員の立場が弱い時代に、企業活動の人間的な側面の重要性を説き、企業経営の水準の向上に貢献した先駆けの書
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読み終わるまで一時中断したりして、時間かかった。古い本なんで仕方ないけど、とにかく翻訳が読みにくい…誰か読みやすく翻訳し直してほしい。
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行動科学の基礎となる名著。X理論(命令統制)、Y理論(個人目標と企業目標の統合)、Y理論に基づく経営を推奨。他にも、スタッフとライン関係・・などについて持論を展開。企業によって、管理スタイルは色々あると思います。私は、Y理論に基づく人事管理が良いと思います。
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原著の出版は1960年なので、60年の長きに亘って読み継がれてきた経営書の古典であり、いわゆる「X理論・Y理論」で知られるマネジメント理論の原典。 著者は「人間は元来仕事が嫌いでできればやりたくないと考えており、強制や処罰がなければ十分な力を出さない」という前提の下に「アメとム...
原著の出版は1960年なので、60年の長きに亘って読み継がれてきた経営書の古典であり、いわゆる「X理論・Y理論」で知られるマネジメント理論の原典。 著者は「人間は元来仕事が嫌いでできればやりたくないと考えており、強制や処罰がなければ十分な力を出さない」という前提の下に「アメとムチ」で統制しようとするマネジメント手法を「X理論」と名付け、それが機能するのはマズローの欲求段階説における「生理的欲求」や「安全欲求」が満たされるまでであり、より高次元の欲求に対しては「Y理論」、即ち「人間は自らが納得した目標達成のためであれば自発的に仕事に取組む」ことを前提に、組織と個人の目標が整合することで、個人が自律的に目標達成に取組むという「統合と自己統制」のマネジメントを提唱した。 上司と部下は「相互依存」関係にあり、信頼して「参加」させることが部下の責任感や「自ら考える」姿勢を促すこと、またメンバー間の相互理解や協力に基づく「集団力学」の醸成や、自発的学習とフィードバックを核とした管理者育成、さらには組織のフラット化への示唆などが既に明示されていたことに驚くとともに、60年経った今も多くの企業においてこれらが未だ解決されない課題となっている事実は、「X理論」がいかに社会に深く根差しているのかを物語っているのかもしれないと感じた。
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X理論とY理論として有名。 冷静な理論の展開とは違って、想像してたより皮肉っぽくて現状に批判的。客観的なものや系統だったという意味での「理論」を求めると、ちょっと違う。 持って回った言い回しや否定形の否定形など、訳のせいか原文がそうなのか、分かりづらい表現が多く頭に入って来づらい...
X理論とY理論として有名。 冷静な理論の展開とは違って、想像してたより皮肉っぽくて現状に批判的。客観的なものや系統だったという意味での「理論」を求めると、ちょっと違う。 持って回った言い回しや否定形の否定形など、訳のせいか原文がそうなのか、分かりづらい表現が多く頭に入って来づらい。
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いわゆるX型(指示型のマネージメント)とY型(自己啓発のマネージメント)の経営方針の良し悪しを解説。筆者はY型の利点を説くが、この議論が40年前からあったとは驚き。私は、Y型に適応できる人のみで構成するY型組織が最強であると思う。すなわち、能動的でない人は早めに解雇すべき。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
40年以上前に書かれた組織経営論の本 翻訳した論文やら、学術書はやはり読み辛い。 なかなか頭に入ってこなくて、読むのに苦労した。 マズローが説いた、 より高いレベルの欲求を持ったメンバーを管理するには、 X理論(上からの命令による統制管理)ではなく、 Y理論(メンバ自身の自己統制)で管理すべし。
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1960年の著作である。従来のアメリカの工業社会における経営手法「科学的管理法」の限界を見極め、あらたに人間性を重視した方向性を提唱した。現代の眼で見ると、理論的には全く常識的におもえるのだが、現実の企業行動を見てみるとほとんど実現していない、むしろ退化しているのではないかとさえ...
1960年の著作である。従来のアメリカの工業社会における経営手法「科学的管理法」の限界を見極め、あらたに人間性を重視した方向性を提唱した。現代の眼で見ると、理論的には全く常識的におもえるのだが、現実の企業行動を見てみるとほとんど実現していない、むしろ退化しているのではないかとさえ疑いたくなる。 自社の社員や顧客よりも、株主が第一。そうしないと自分の地位も収入も即座に失ってしまうから。どんなビジネスをしているのかなんてことよりもとにかく財務諸表の見てくれが大事だ。そして業績がどうあろうと、とりあえずは一般社員の5倍の年収で3年は我慢しよう。そうすれば15年は餓死しないで済むのだから。素知らぬ顔で転職しよう。似たような会社は山ほどあるからいくらでもごまかしはきく。こういうのが「経営者」のモラルでありモチベーションである。だからこのような本は当然読まないし新聞だって見ているかどうか怪しいものだ。ヘッドハンターの話以外は耳にも入らない。 そんな風にして半世紀。だまされたと思って本書の導くままの経営をしてくれる勇者が現れぬものか。 いやいや、待っていてもだめなのである。まずはコツコツと自己啓発からまたはじめるしかないのだ。
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読了まで時間がかかった。内容はいいのだが、いかんせん、訳が古くて、というか、訳者の文章力がイマイチのような…でも集団の力というのを再認識した。
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