資源物理学入門 の商品レビュー
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玉野井芳郎の「転換する経済学」と、この槌田敦の「資源物理学入門」が、エントロピー学会の結集の軸になったと言われている。 大学の輪講で使われることがある基本的な資料である。 輪講でわからないところがあったら、著者に聞いてみるのもいいかもしれない。 自然保護運動と学術研究はエントロピー学会の両輪だった。 学術的な議論の枠組みを本書は提案している。
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[ 内容 ] [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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熱力学第二の法則、エントロピー増大の法則を軸にこの世のあらゆ事象を説明してくれる。石油文明が環境では処理しきれないほどの物エントロピー(廃物)によって破滅に向かっていること、原子力発電所の矛盾を解き明かす点などを読むと地球の将来に絶望しか感じられない。石油があるうちに、石油文明を...
熱力学第二の法則、エントロピー増大の法則を軸にこの世のあらゆ事象を説明してくれる。石油文明が環境では処理しきれないほどの物エントロピー(廃物)によって破滅に向かっていること、原子力発電所の矛盾を解き明かす点などを読むと地球の将来に絶望しか感じられない。石油があるうちに、石油文明を終わらせる準備をすすめよという筆者の提言であるが、あまりに非現実的すぎて人類破滅するのが運命なのかなとすら感じる。(2006/4/02読了)
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