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場の量子論 の商品レビュー

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2019/05/29

計算ができるようになる本では無く、物理的な意味が探求できる本。 扱っているトピックは多くは無いが、それぞれ深さがある。 最初から、他書には無い、調和振動子の様々な定義の形を提示する。 第2次刊行の後書きにあるが、「同種粒子・統計性・場の量子論という3者をつなぐ糸が、どのような...

計算ができるようになる本では無く、物理的な意味が探求できる本。 扱っているトピックは多くは無いが、それぞれ深さがある。 最初から、他書には無い、調和振動子の様々な定義の形を提示する。 第2次刊行の後書きにあるが、「同種粒子・統計性・場の量子論という3者をつなぐ糸が、どのような条件の下でどこまで可能か」を探求した一書と言える。 たびたび同シリーズの、『くり込み群の方法』や『ゲージ場の理論』に言及され、それぞれ相補的な関係にあるようだ。 #備忘録 ・ディラック場にボース統計は無いし、クラインゴルドン場にフェルミ統計はない。 ・オンシェルとオフシェルの説明が44p前後にある。

Posted byブクログ