現代美術 夢 むだ話 の商品レビュー

実川暢宏,寺田侑【著】

2022/07/31

自由が丘画廊がいかにして、日本における現代美術の中心的な画商になっていったか大変よく分かる本でした。
ただ先見の明があったのではなく、出会いの積み重ねでこのギャラリーで多くの芸術家や愛好家、評論家など知識人が日夜議論を重ねた場所になったこと。そしてその議論は時代の波に流されずに日本の美術界を冷静に見つめる糧になったこと。
自由が丘画廊の積極的かつ地に足のついたマーケティングによって、その時代時代の人を地道に巻き込んで行く様子はとても印象的でした。

2017/11/12

現代美術は結局、よくわからない。だから、面白い。
アートの価値、魅力とは、自分自身で見つけるものなんだなと思った。