花冠の志士 の商品レビュー
長州贔屓の友達に貸してもらってここから日本史に入りました。 そのおかげで久坂さん大好きに…読みやすいし、面白い。 思い出の一冊。
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幕末初期の流れの中、その恒星のように光り消えた長州・久坂玄瑞の生涯をえがく。 その筆運びに山口の郷土の匂いを感じられて、ありありと情景が浮かびました。
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何で絶版なの納得できない!! 久坂の生き様に少しでも添うことができてとても嬉しかったです。もっと評価されて然るべき人だと思うんだけどな… 主に松陰の近くにいた久坂・桂・高杉らそれぞれが鮮やかで彼らの関係性を具体的にイメージすることができました! 個人的には高杉が松下塾に馴染む...
何で絶版なの納得できない!! 久坂の生き様に少しでも添うことができてとても嬉しかったです。もっと評価されて然るべき人だと思うんだけどな… 主に松陰の近くにいた久坂・桂・高杉らそれぞれが鮮やかで彼らの関係性を具体的にイメージすることができました! 個人的には高杉が松下塾に馴染むきっかけになったエピソードと、久坂が最後に長州を発つシーンが特に好き。
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「玄端がこよなく愛し、歌にもよく詠んだ花は、桜であった。 そして、華やかに、うるわしく、いさぎよい青春にちなんでいうなら、 その頭上に戴く武弁は、やはり若桜の花冠でなければならない」 吉田松陰の遺志を一番に体現したともいえる久坂玄端の小説です。 これも大好きな作品で、古川さん...
「玄端がこよなく愛し、歌にもよく詠んだ花は、桜であった。 そして、華やかに、うるわしく、いさぎよい青春にちなんでいうなら、 その頭上に戴く武弁は、やはり若桜の花冠でなければならない」 吉田松陰の遺志を一番に体現したともいえる久坂玄端の小説です。 これも大好きな作品で、古川さんの歴史に対する厳しくも暖かいまなざしがとてもいいのです。 単なる無謀な攘夷のさきがけで死んでいった志士ではなく、短いながらも悔いなく燃え尽きた、花も実もある人生であったと描いてくれています。 冒頭に引用したラスト、その通り!と思ってしまいます。 ところで何で今頃この本をひっぱりだしたかというと。 先日、撮り溜めしていた『龍馬伝』をようやく見ることができ、放映に追いつきました。 そして久坂を筆頭とした長州勢と勝&龍馬以外(特に武市)のあまりの扱いのひどさに憤慨し、思わずこの作品を再読したしだいです。
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この本は、いいです。すごくいい。久坂さんの人生に漂うロマンもさることながら、数々の村塾に関する本を出版してきた古川先生ならではの視点で個性的な村塾生が描かれてる点でマイナー生好きのわたしの心を揺さぶり続ける一冊(そこか)ましのは、かわいいなあ…
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久坂玄瑞が主役の一冊。絶版なので図書館か古本屋で探すしかない。 家族の話も入っていて、久坂が攘夷に拘る理由に納得出来る。入塾前の松陰先生との遣り取りが秀逸だと思う。 欲を言えば、後半がさらっとしか書かれていないのが勿体無い。
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とても珍しい、久坂元瑞が主人公の本。(というか、他にあるのでしょうか?)優等生的な印象だった彼が熱く、悩みながら生きる若者の姿を見せてくれました。絶版になっているので、図書館で探すといいと思います(他館や書庫にあったりもするので)。
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久坂が主人公。なかなかおもしろいです。久坂がお利巧さんな優等生だと思っていた私のイメージが覆された。でもすてき!
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