現代人の祈り の商品レビュー
これこれこうだ、と言葉にしるすということが、祝福する事であるという話。 あなたはこうだと、言葉に表すことが呪いを解くことになるという話。 よかったです。
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★3:予祝、予呪はウォークスルーしたり、リスクを洗い出したり、成し遂げたかのようにToBeを議論したりと日々の仕事で色々やってることと同じだった。他者との身体的同調から自己を成長させるという考えにも共感した。やっぱ斜に構えてちゃダメ。
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対談形式で講義を文章に起こすのはむつかしいんだろうなぁと思いました。 なるべく発話側の意図を汲み取るようにしたいんだけど、相手に話すときのインパクトみたいなものは残したいというジレンマがあるんだろうね。 内容自体は興味深いし、おもしろいんだけど、本じゃなくて講義を聞きたいと思っ...
対談形式で講義を文章に起こすのはむつかしいんだろうなぁと思いました。 なるべく発話側の意図を汲み取るようにしたいんだけど、相手に話すときのインパクトみたいなものは残したいというジレンマがあるんだろうね。 内容自体は興味深いし、おもしろいんだけど、本じゃなくて講義を聞きたいと思った。本にするなら、対談のみでお客さんがいない形のがいいと思うんだけどなぁ。
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やっぱり前半の内田先生の対談が分かりやすくてオモシロかったです。呪の話。インターネット上の表現もいちいち評価やコメントが気になるようになると呪にかかっているといえる。安倍晴明のストーリーにあるように名前も呪。そもそも呪は周囲にたくさんあるわけで、縛られていることに気がついていた方...
やっぱり前半の内田先生の対談が分かりやすくてオモシロかったです。呪の話。インターネット上の表現もいちいち評価やコメントが気になるようになると呪にかかっているといえる。安倍晴明のストーリーにあるように名前も呪。そもそも呪は周囲にたくさんあるわけで、縛られていることに気がついていた方が生活しやすそうです。韓国の昔話三年峠を読んでみたくなりました。
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釈・内田対談が二本、釈・名越対談と三人そろった鼎談が一本ずつ。最初の対談での内田発言がいつも通り面白かった。ストレートによくわかる。他は、興味深い内容ではあるのだけれど、素人にはよくわからないなあという気がした。やはり内田教授のわかりやすさや説得力は驚異的だ。 橋本大阪府知事批...
釈・内田対談が二本、釈・名越対談と三人そろった鼎談が一本ずつ。最初の対談での内田発言がいつも通り面白かった。ストレートによくわかる。他は、興味深い内容ではあるのだけれど、素人にはよくわからないなあという気がした。やはり内田教授のわかりやすさや説得力は驚異的だ。 橋本大阪府知事批判がずばり納得の内容だった。発言を聞く度、本当にいやーな気持ちになってきたのだけれど、それは「いじめの構造」と同じだからだったんだな。「すべては『人々の不幸から受益している邪悪な存在』がもたらしているのだという物語のパターン」を作り出し、反撃する能力のない個体を選んで攻撃し排除するという集団統合の仕方。それはまさにいじめでしかないのに、いや、だからこそそれゆえに、知事の手法は圧倒的な支持を集め続ける。かつては、レイシスト石原慎太郎を知事に据えている東京都民はいったい何を考えているのかと憤ってきたけれど、今や大阪府民としてはうなだれるばかり。腹立たしく悔しく悲しい。 もうひとつ。ネットの「匿名性」についての指摘。匿名で発信することの怖さは、誰かわからないから無責任な発言をするということではなくて、「固有名を隠し、顔を隠したときに、その仮面が一気に公共性の仮象をまとい、あたかも数万人、数十万人の総意を代表しているかのように語りだすこと」。うーん、まったくその通り!「個人によって引き受けられない言葉」には「固有のパワー」があり、個人としては弱い人たちは「匿名で発言することによって受け取れるパワー」に魅せられてしまう、という一節をしっかりかみしめたい。
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なかなかお白いサブタイトルです。呪い…。 内容も面白かったです。 歳を重ねるごとにスピリチャルな感性が 鈍感になっていく私です。 そういう雰囲気を感じる心は大切にしたいものです。
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新聞の広告で見たのがきっかけ。武田鉄也写真入りの帯がなければ敷居が高すぎて手に取ることはなかっただろう。 呪いの解除にはどこからしら「なんじゃそりゃ」とガクッとくるような何かが必要とのこと。自分にもそんな柔軟性が欲しいなと思う。
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呪いや祝いは現代にも確かにある。 内田樹さんの本は、観客がいる対談での講演がいちばんわかりやすい。いつもは難しいですよ。
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帯裏 「呪いの時代」を生き延びる術がここにある! 第一章 呪いと祝い 内田樹×釈徹宗 橋下大阪府知事といじめの構造/2チャンネルと仮面/呪殺率ピークの時代/三年峠と「再呪術化」/「予祝」の歌/過剰エネルギーの分配としての「布施」 第二章 お坊さんと精神科医による人間分析 釈徹宗×...
帯裏 「呪いの時代」を生き延びる術がここにある! 第一章 呪いと祝い 内田樹×釈徹宗 橋下大阪府知事といじめの構造/2チャンネルと仮面/呪殺率ピークの時代/三年峠と「再呪術化」/「予祝」の歌/過剰エネルギーの分配としての「布施」 第二章 お坊さんと精神科医による人間分析 釈徹宗×名越康文 宗教と精神医学/宗教によって培われたパーソナリティ/共振現象を左右するナルシズムへの感性/自我へのアプローチ/病と向き合う/魂の痛みを超える道 第三章 顔と人格 内田樹×釈徹宗×名越康文 「見た目」でわかるのがクレッチマーの三分類/中世日本の僧侶の画/僧たちの性格類型分析/輪郭を描くことをためらわせる親鸞の顔/顔の表情の語彙が極端に減っている現代 第四章 祈りの諸相-呪いと祝い2 内田樹×釈徹宗 呪いを落とす「名人芸」/日本人の「空気感受性」/日常の中に発生する呪術空間/夢と予祝/現代に必要な方法としての呪術
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