人もいない春 の商品レビュー
読了メモ。西村賢太『人もいない春』。今年読み進めている著作群。主人公はいつも過剰である。なぜ、彼は過剰であるのか?と疑問が湧く。けれども、私の疑問を振り払うように彼は動き続ける。続けなければ生活が出来ない。止まることが出来ない。全力で動く彼を見て私は泣き笑う。自らを恥じながら。
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この著者の作品初読み。『暗渠の宿』という文庫もあるようだ。 独特の私小説。同一テーマの繰り返しでとがった作風だが、惹かれる。 交互に風邪を引いたときの思いを綴った「昼寝る」がよかった。
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