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兄嫁が、姉が堕ちる蟻地獄 の商品レビュー

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斜陽の一族が向かう淫靡な破滅

亮:33歳の主人公。鷹宮家当主の異母弟 1人目-小磯真央:18歳の鷹宮家メイド。亮に可愛らしく近づくが…… 2人目-鷹宮結衣:18歳の姪。生娘。亮に対して秘めた想いあり 3人目-鷹宮静江:32歳の兄嫁にしてかつての恋人 翔太:17歳の鷹宮家長男。引きこもりのチェリーボ...

亮:33歳の主人公。鷹宮家当主の異母弟 1人目-小磯真央:18歳の鷹宮家メイド。亮に可愛らしく近づくが…… 2人目-鷹宮結衣:18歳の姪。生娘。亮に対して秘めた想いあり 3人目-鷹宮静江:32歳の兄嫁にしてかつての恋人 翔太:17歳の鷹宮家長男。引きこもりのチェリーボーイ 1人目-柏木彩香:翔太の叔母(当主の前妻の妹)。29歳。夫あり 2人目-鷹宮結衣:真央の策略によって亮と結ばれた後、実弟の翔太とも 3人目-鷹宮静江:最後で淫に呆けた翔太に義母の矜持から かなり意欲的かつ実験的な作品と言えるだろう。誘惑系の範疇にありながら男が複数出てくるわ中盤では調教展開があるわ最後は乱交だわと、誘惑系ではあまり用いられないシチュエーションと展開が盛り込まれている。斜陽の一族の没落を背景にした、設定としての寝取られ、クライマックスの描写としての寝取りが、ややダークで奥深いドラマと共に描かれている。メイドの真央にも秘密があり、物語は良く出来ていると思う。 ただ、複数の男が出てくることで、例えば亮と結ばれ、かなり堕ちた痴態さえ見せる結衣が、策略ながら翔太とも交わっていることを知らされてもこれをあっさり受け入れたり、「女」として亮に尽くす静江が「義母」として翔太に向かう場面があったりして好みを分けるかも。官能小説家としてチャレンジした意欲は買うが、読み手としてはど真ん中ストレートを待っているのに、コーナーを狙った変化球が悉く投げ込まれ、それが時に外れるといった感じか。真央や結衣のあどけなさや彩香のキュートな振る舞い、静江のしっとり楚々とした佇まいなど、キャラ設定は秀逸で悪い内容ではないし、同業者には感嘆の作品かもしれないが、一般読者にはどうかな?

DSK