アメリカと戦争 1775-2007 の商品レビュー
独立戦争から始まって、アメリカが参戦した10の戦争の所期の目的と、それとは食い違った結果の分析。戦争終結後、アメリカ政府の予想とは外れた方向へ事態が進行していく、という視点は斬新ではある。得られる教訓としては“楽観的な予測はするべきではない”ということに落ち着くだろうか。 翻訳書...
独立戦争から始まって、アメリカが参戦した10の戦争の所期の目的と、それとは食い違った結果の分析。戦争終結後、アメリカ政府の予想とは外れた方向へ事態が進行していく、という視点は斬新ではある。得られる教訓としては“楽観的な予測はするべきではない”ということに落ち着くだろうか。 翻訳書の常として、硬い文章と少々の誤植はご愛敬。
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イラク戦争開始の際、ブッシュを取り巻く戦争立案者たちは大量破壊兵器の発見に続いて、サディスティックな独裁者を打倒すれば抑圧されていたイラク人民が民主主義を実現し、西側に友好的な政権を構築するだろうと夢想していた。 アメリカ人の多くは、石油利害関係者に占められたブッシュ政権の戦争目...
イラク戦争開始の際、ブッシュを取り巻く戦争立案者たちは大量破壊兵器の発見に続いて、サディスティックな独裁者を打倒すれば抑圧されていたイラク人民が民主主義を実現し、西側に友好的な政権を構築するだろうと夢想していた。 アメリカ人の多くは、石油利害関係者に占められたブッシュ政権の戦争目的は、アメリカが石油生産を支配し、低価格を維持するためにイラクの莫大な石油資源を確保することだと核心するようになった。
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アメリカが意図しなかった戦争での結果が詳しく書かれている。初期の目的と結果が大きく違っていて中々興味深い。内容も飽きさせない作りで第2次米英独立戦争まで収録されていたので個人的に好評価。
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