スーツケースに時間をつめて の商品レビュー

ダレンシムキン,ダニエルシムキン【著】,角田光代【訳】

2019/05/06

2019.05.05.読了

角田光代さんが翻訳していることを
売りにしている本ってどうなのかしら⁈
と思いながら読みました。
でも 彼女の名前がなかったら手に取らなかったかもしれないので、
この商法であっているのかな。

2014/07/12

過去をスーツケースに詰め、チャーリーは旅に出た。
完璧な人生を送れる場所を探しに。
チャーリーの完璧な人生とは？

訳者のことばが巻頭に置かれているのが少し残念。冗長。
まずは、お話を読んでから、訳者のことばを読むと良いと思う。

お話は、読み返す旅に新しく感じることがあり、いつでも読み返せるようにしておきたい作品。

2013/07/23

今いるこの場所が自分にとって一番素晴らしい場所なのか?
そんな疑問を持ったチャーリーは、今まで自分が過ごした
すべての時間と思い出をスーツケースに1つ残らず詰め込んで
自分の人生が完璧になる場所を求めて旅に出るお話。

美しい森には得体の知れない恐怖があり、
日向に出れば日陰が恋しくなり、
輝く美しい海も底知れぬ不安がつきまとう。

どんなステキな場所もどんなステキな音も楽しみも
それを分かち合う人がいなければそれは途端に色あせる。

今までのすべてを1つ残らず抱え込むことよりも
より、もっと、と幸せを貪るように求めるよりも
今そこにある幸せに感謝して、今生きていることを
大切にしていきたいと思える星の王子様のような本。

悲しみで絶望の日も、またその先の悲しみに出逢った時に
自分のまわりに幸せがあったことに気付くのでは悲しい。
どんなに辛い時も、自分が誰かを大切に思えるなら
そこには必ず幸せがあることを忘れずに生きていきたい。

2011/03/16

完璧だと思える場所を見つけたら、そこで過去の時間を取り出して人生を最初からやり直そうと思うんだ。
ぼくは過去を持って旅している。心配することなんか、なんにもない。ぼくはもうじき、人生が完璧になる場所を見つけるんだ。

2010/12/24

メッチャ考えさせられました。。。

もし殺伐とした毎日を過ごしている方がいたらぜひ読んでもらいたい一冊！

自分の過去をすべてスーツケースに詰めて旅に出る•••

過去って一体何なんだろうなぁ。

答えは簡単に出せないけれど心に残る一冊です♪

2010/09/20

旅が好きな私。
でも、一体、何のために旅するんだろう？
そんな自分自身への問いかけから手に取った１冊。
私はどうして私なの？

人生は旅。
どんな人にとっても、「今」「ここに」「私」がいることって、意味があるはず。
そこに正解はない気がする。