ホムンクルス(13) の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
頭蓋骨に穴を開けるトレパネーション手術によって、人間の潜在意識がホムンクルス(化物、歪なカタチ)として見えるようになったカーホームレスの名越は、それが自らの心の歪みと呼応していることを知り、封印していた過去と向き合うことを決意する。 方言や顔へのコンプレックス、下ばかり見ていた青春時代、唯一、心を見てくれた彼女「ななこ」と付き合っていたこと、整形手術をして外見をまったく変えたこと、数字を操り金とモノにまみれたエリート銀行員時代、その時に寝た女の数々…次々に過去が判明しだした途端、ホムンクルスが見えなくなった名越は、ホムンクルスなしでは既に日常を生きられず、今度は自らの手で再びトレパネーションを決行した。「異形」の日常を取り戻した名越は、銀行員時代に出会った女「ななみ」と出会う。顔がコロコロ変わるホムンクルスのななみと何度か会ううちに、名越は彼女が、整形した後のモトカノ「ななこ」ではないか?と疑念を抱くようになる。 様々な証拠から、「ななみ=ななこ」であると確信を深めた名越は、その真相を突き止めようと対峙するが…!?(Amazon紹介より)
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整形をする前の自分を描いて見せたという女性と、ホテルで愛人のような所業を繰り返す女性との間にある共通点。名越は求める答えに辿りつけるのか。
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最終話まであと3巻。作者もどう進めたらいいかわからなくなってきたのでしょう。トレパネーションをした直後とくらべると、だいぶストーリーも収束に向かう感じで進んでいます。ここまで読んできたからには最期まで読んでみるかなぁとおもいます。
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◎ダ・ヴィンチ2004年10月号 「今月のプラチナ本」。 2010年9月10日(金)読了。 2010−75。
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名越の昔の彼女、その正体とホムンクルスがどう繋がるのか。それともすべてが過去を消したことのトラウマなのか。残り3巻らしいので、二転三転もう少しありそうですね
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キャラクターの見せ方が相変わらずうまい、そして顔がころころ変わるのっぺらぼうの女も名越さんをトラパに誘った医者が解説してくれるのであぁなるほどと種をあかせれた気分になる。 名越さんは自分自身におこるホムンクルスという現象をどう見つめていくのだろうか。
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名越に関係を持つ女「ななこ」について少し語られる。 具体的にはあまり進展しない。 ラストまであと3巻らしいが、あまり期待しないで待つのが丁度いいかもしれない。 いい加減、ダレてきた。
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主人公の名越が昔付き合っていたかもしれない女性,七瀬ななこ.かおがのっぺらぼうに見える.結局これって自分の歪みが他人を通して見えるから,その歪みを持つ人間と相対していくことで自分を再発見するってことなんだろうけど. 同じ物を大量に買うとか,家の中は片付いているのにほこりが積もって...
主人公の名越が昔付き合っていたかもしれない女性,七瀬ななこ.かおがのっぺらぼうに見える.結局これって自分の歪みが他人を通して見えるから,その歪みを持つ人間と相対していくことで自分を再発見するってことなんだろうけど. 同じ物を大量に買うとか,家の中は片付いているのにほこりが積もっているとか,ちょっとイッている女性の書き方としてはうまいと思った.こういう環境からもありだよな.
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