つくもがみ貸します の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
<目次> 略 <内容> 『しゃばけ』シリーズの畠中恵さんの作品。相変わらず付喪神が登場するが、ここでは主人公の清次との、直接の絡みはない。でも付喪神から主人公が情報を得ることは一緒。連作の最後に「ねえさん」と呼ぶお紅都の関係が変わるが、それは呼んでのお楽しみ!
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面白かったです。付喪神達のかわいいことといったら私も会話に聞き耳立てたいくらい。 最後清次と一緒に心の中で拍手。
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「つくもがみ貸します」、どういう意味か気になり手に取った。 そして読了後は、個性豊かなつくもがみたちの裏での活躍がとても印象に残った。はじめは人間に対して無愛想というかそっけないような感じがしたが、最後はちゃんと人間の見方をしてくれるかみさまなのだと、心があたたかくなった。 ...
「つくもがみ貸します」、どういう意味か気になり手に取った。 そして読了後は、個性豊かなつくもがみたちの裏での活躍がとても印象に残った。はじめは人間に対して無愛想というかそっけないような感じがしたが、最後はちゃんと人間の見方をしてくれるかみさまなのだと、心があたたかくなった。 やはり蘇芳の話は印象的で、一つの”もの”を介して繰り広げられる壮大なストーリーを追うのに夢中で、ページを捲る手がとまらなかった。 章ごとのページの色への拘りも感じ、あまり馴染みのない「似せ紫」や「蘇芳」の色に想いを馳せることができた。
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江戸深川で古道具屋兼損料屋(レンタル業)を営むお紅と清次の店の物で100年をこえたものは妖となり付喪神と化している。古道具として貸し出されていった先の噂話をする、という設定。 付喪神のお喋りをヒントに清次とお紅が問題解決していく。気楽に読める一冊。
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時は江戸時代。 今で言うレンタル業を営む二人が、事件に遭遇し、つくもがみの力を借りて解決していくという物語。 「つくもがみ」ってのは古道具に宿る霊魂の事で、人間には話しかけないけど、つくもがみ同士でしゃべってる会話は聞こえるという設定。 ちょっと不気味にも思えるけど、ぜんぜんそん...
時は江戸時代。 今で言うレンタル業を営む二人が、事件に遭遇し、つくもがみの力を借りて解決していくという物語。 「つくもがみ」ってのは古道具に宿る霊魂の事で、人間には話しかけないけど、つくもがみ同士でしゃべってる会話は聞こえるという設定。 ちょっと不気味にも思えるけど、ぜんぜんそんなことはなくかなり庶民的な神様で、二人をけなしたり、励ましたり。 とまあ、時代劇ホームドラマみたいなもんです。 で、私はまったく面白いとは思いませんでした。 途中で投げ出したくなったぐらい。 日本ファンタジーノベル大賞を受賞してる著者ではありますが、なんでもかんでもコンテストで評価する文学界、これでいいのか?
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付喪神と共生する損料屋、お互いの声は聞こえるのに決して会話を交わしてはいけないという設定は面白いものの、付喪神たちの言動がまだぎこちない。 もう少しシリーズとしてこなれていくと、作者の思惑を超えてあたかも自分の意思で行動するような雰囲気になるのだろうな。それを楽しみに、次作も読ん...
付喪神と共生する損料屋、お互いの声は聞こえるのに決して会話を交わしてはいけないという設定は面白いものの、付喪神たちの言動がまだぎこちない。 もう少しシリーズとしてこなれていくと、作者の思惑を超えてあたかも自分の意思で行動するような雰囲気になるのだろうな。それを楽しみに、次作も読んでみよう。
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古道具屋兼、損料屋の「出雲屋」 数々の付喪神たちが日々おしゃべりをしている店内。 お紅と清次の姉弟は付喪神たちの力を借りつつ 恋愛がらみの謎に迫る 「しゃばけ」シリーズが好きなので読んだけれど 付喪神たちのキャラがいまひとつ生かされてないかなという感想。 それでもさすがの畠...
古道具屋兼、損料屋の「出雲屋」 数々の付喪神たちが日々おしゃべりをしている店内。 お紅と清次の姉弟は付喪神たちの力を借りつつ 恋愛がらみの謎に迫る 「しゃばけ」シリーズが好きなので読んだけれど 付喪神たちのキャラがいまひとつ生かされてないかなという感想。 それでもさすがの畠中作品。
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付喪神と清次とお紅のドタバタラブコメディーと思います。前作の夢告とはまた違った趣でお江戸の時代を背景に繰り広げられる人間模様。実写で見てみたい気もしますが、1話1話で完結しているようでしていないようで気楽に読める一冊ですね。読書週間3冊目。構えず気楽に行きましょう。
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2010(平成22)年発行、角川書店の角川文庫。解説は東雅夫。怪異が出てくる江戸の世話物ということでかなり馴染みのある設定。ということで面白かったんだが、なんかいまいち乗り切れなかった。どこが足りなかったのは分からない。妖を出すなら江戸時代でないマッチしないのは分かるが、付喪神が...
2010(平成22)年発行、角川書店の角川文庫。解説は東雅夫。怪異が出てくる江戸の世話物ということでかなり馴染みのある設定。ということで面白かったんだが、なんかいまいち乗り切れなかった。どこが足りなかったのは分からない。妖を出すなら江戸時代でないマッチしないのは分かるが、付喪神が妙に江戸時代っぽくないように感じた(ような気がする) 2007年角川書店の単行本を文庫化
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つくもがみ達がとても面白く、個性的。ストーリーや登場キャラクターたちはどこか暖かい。畠中さん独特の暖かさである。そして、お紅の捜し人は…?これは最後まで読んでからのお楽しみである。
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