失業パラダイス の商品レビュー

碧野圭【著】

2011/08/02

会社をクビになった淳は変わり者の同居人に巻き込まれて「映像屋本舗」を始める。そこにやってきた女の子沙良は「自分の歌っているところを撮ってほしい」と依頼するのだが、顔は撮るなの一点張り。
成り行きで主人公は影武者TO-YAになるのだが・・・

高校生でもさくっと読める軽くて楽しい話。にもなるし、大人が読んだら働くことについて見つめなおすこともできる。
良い仕事をしたいという情熱。自分がやらなきゃという使命感。
失業したときにこそ、人は仕事の原点にある大切なことを見つけるのかも。

2011/04/28

タイトルが面白かったので図書館からお借りしました。

「失業パラダイス」となっている割には、周りが楽しそうな1冊でした。

職業安定所に通いつめる主人公かなと思っていましたが、
頑張ることによって得た才能と、性格の持ち主でした。

2011/02/08

失業パラダイスっていうけど、失業してはいないよね？
テレビ業界から不祥事の煽りを喰らって弾き出された青年の、ちょっと変わったフリー生活。
居候で同業界の先輩が発案した事業アイデアは目からウロコなもので、こっちもちょっとワクワクしたことは認めますw

2011/01/22

読み終わって失業がパラダイスかどうかは…さておき
予想外に引き込まれる内容でした。

素直な敦が、いろいろな大人のドス黒い渦に巻き込まれていく
お話しでパラダイスどころの話しではないんですが
読みやすくスラスラと最後まで読めてしまいました。

碧野さんの本は初めて読んだんですが
うん、嫌いではありません。
大人なLOVEもあり、じーんとくるいろんな情もあり
いろんな事件に巻き込まれていくので展開も早く
先が気になってしまって一気に読んでしましました。

最初の出だしは「ホモなのか!?」と思っちゃいましたけど(´Д｀A;)
登場人物が主人公の敦以外個性的です。

terra的には犬のアポロの話しなんか
ほろっとしちゃいました｡(ﾟうΘ´ﾟ)ﾟ｡
動物モノには弱いterraです。

ネタバレOKな方はterraのブログへGO♪
http://terrabook.jugem.jp/?eid=3

2010/11/27

タイトルがいいね。なんだか今の世の中象徴してるみたいで。
でも中身はそんなに失業してることを悩んでたりするものではなかった。
・・・・・ちぇっ！
職安通いつめてな日々を期待してたから残念。

今ここにある自分に自信がなければ何もうまくいかないよな。
職がなくてもそういう気持ちというか姿勢でいたら、周りなんて関係ない。

それにしても、優柔不断なデキル女はほんと害だ！がい！

2011/07/16

路上ライブをやるのに、役所からの許可がいるとは知りませんでした。その、路上ライブ。かなりの勇気が必要なんでしょうね。引き籠もりの女性が路上ライブをやる勇気、テレビのドキュメンタリーにでる勇気、それを通して成長できたのが良いです。主人公である「失業」した青年も、恋愛が成就して、ハッピーエンドです。

2010/07/14

たまたま手にとった本でしたが、主人公の年齢と職業が自分と同じでめちゃめちゃ共感しちゃいました。
やらせに加担したとして制作会社をクビになったＡＤのお話。軽めで読みやすいです。

2011/08/01

元ADの失業青年が、年上の肉食系彼女や、することなすこと万年少年の先輩たちとの暮らしのなかで、たとえお先真っ暗のどん底の状況に陥ったとしても、ヒトとヒトとのつながりがあれば、たいていのことはなんとかなるもんさっ！　ってことを（身をもって）教えてくれる。 そしてなによりこの小説の魅力は　「草食系男子も草食系的やり方で一生懸命に世間と戦っているんだぞ。相手を喰うだけが勝ちじゃないのだ！」ということを明るくさらりと描いているということだ。