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日本の中の朝鮮文化(4) の商品レビュー

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2017/01/01
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1984年(底本1973年)刊。  こういうものが埋もれているから古書店巡りは止められない、と感じられるシリーズ。著者は司馬遼太郎らと古代日朝文化の関係性を対談形式で著したこともある人物。  本書は日本各地の遺跡や文物、特に神社を巡りつつ、日本固有文化と目されるモノの中に隠れている朝鮮文化、あるいは日朝文化との関連性を叙述する。本巻での旅は、紀州、伊賀、伊勢・志摩を巡る。  もちろん蘇我氏のルーツ等、今となっては、異説・反対論も多く出される学説を所与の前提とする叙述等、難点も多い。  が、紀行文の匂いをも醸し出す本書。軽く読みつつ全国の神社仏閣・遺跡を巡った気になれるところはなかなか楽しい。

Posted byブクログ