殺人者にバラの花束 の商品レビュー

中島河太郎(著者),権田萬治(著者)

2013/01/30

これも知り合いの人に借りた本。早く返さなきゃ。と渋々読み始めたけど、結構面白かった。
昭和３０年代のミステリー短編集って感じ。。。
でもね～～、そんなに古く感じないのぉ。
違った意味で「すごいな～」と感心してしまったわぁ。
ストーリー、トリック的には結構単純で読んでて話の筋が見えるんだけど、さすが大御所たち。その話の転がし方がうまい。

私が好きな短編は
江戸川乱歩の『防空壕』
戦争中の防空壕で起こった奇妙な体験を神妙に書かれてる。

それと、夏樹静子の『跳びおりる』
女の執念と狂気を書いた話。読んでて、ゾゾーーーっとしました。

2014/07/08

イメージ参照(http://kentuku902.seesaa.net/article/387155544.html)
(収録作品)ある決闘(水谷準)/ルパン殺人事件(野坂昭如)/アカベ･伝説の島(西村京太郎)/飢渇の果(南條範夫)/跳びおりる(夏樹静子)/視線(戸川昌子)/加えて､消した(土屋隆夫)/瀬戸のうず潮(梶山季之)/防空壕(江戸川乱歩)/赤い密室(鮎川哲也)