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ドグラ・マグラ の商品レビュー

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12件のお客様レビュー

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2023/05/03
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ブーーン。お兄さま。お兄さま。お兄さま。お兄さま。アーあ、チャカポコ、チャカポコ。アーあ、チャカポコ、チャカポコ。アーあ、チャカポコ、チャカポコ。アーあ、チャカポコ、チャカポコ。脳髄。脳髄。脳髄。脳髄。胎児の夢。胎児の夢。胎児の夢。胎児の夢。心理遺伝。心理遺伝。心理遺伝。心理遺伝。アンポンタン・ポカン博士。アンポンタン・ポカン博士。アンポンタン・ポカン博士。変態性欲。変態性欲。変態性欲。変態性欲。お兄さま。お兄さま。お兄さま。お兄さま。ブーーン。ドグラ・マグラ=ドウドウ・メグリ。⑤↑ 数か月前からドグラ・マグラを読むことを決めていましたが、この本は確かに意味不明な部分も多いです。しかし、精神疾患治療やメカニズムを真面目に考えた内容です。身体疾患の病因は目に見えるけど、精神疾患は目に見えない。また、精神疾患患者さんの辛い状況をも真面目に描写しています。そして、主人公が自分探しするミステリーとしても高級感ある内容でした。ラストまで読むと、主人公と登場人物同士の関係が分かってきます。相当練られた内容だと思いました。三大奇書の1冊ですが、この本は精神を壊すことはなく、読むに値する本ですよ。 https://www.youtube.com/watch?v=Ck51MR0Cxf4 本を見ながら、この朗読を2倍速で聴くとよいです。多くの部分が会話や書簡が多いので、聴いた方が理解が早いと思います。

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2021/07/18

昔は精神疾患の患者への治療は、今では考えられない驚く治療であったのを何かの文献で見た事がある。この時代背景も精神疾患への治療は確立しておらず、精神は遺伝すると言った話が物語のミステリーとなってました。それもあってかなかなか精神系の話は、気持ちの良い話ではなく後味も良くない終わりと...

昔は精神疾患の患者への治療は、今では考えられない驚く治療であったのを何かの文献で見た事がある。この時代背景も精神疾患への治療は確立しておらず、精神は遺伝すると言った話が物語のミステリーとなってました。それもあってかなかなか精神系の話は、気持ちの良い話ではなく後味も良くない終わりとなってました。

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2020/06/07

読み始めたら止められなくなり、一気に読んだ。脳がとろけるような美しさ。耽美的という言葉はこのためにあるのかも。

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2013/11/11

日本三大奇書のひとつ、『ドグラ・マグラ』。 こちらはハヤカワのポケミス版で、丸善・ジュンク堂書店限定復刊の帯がかかっている。買える書店が限られているせいか、値段の方はやや割高だが、ポケミス版の佇まいは特別なものがある。

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2013/10/19

朝、時計の音がして、目が覚めると自分が誰だか分からなくなっているー。という出だしから、色んな文体やわけの分からない登場人物が次々にあらわれ、読んでいて頭がおかしくなりそう。でも、主筋は一本きちんと通っていて最後まで物語として楽しめた。

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2012/02/17

読み切るのにすごい時間かかった。達成感はんぱない。中盤にかけてコロコロ文体が変わるからかなり読みづらい。世界観は好き。モヤモヤ終わっても許せるかな?単なる解放感かもしんないけど。チャカポコの歌がすごい頭に残る(-"-;)敷居の高い一冊。

Posted byブクログ

2011/05/22

初めて、きちんと電子書籍で読んだ最初の長編である。電子本体験の話をするなら、書籍を手に取る時僕らは「あとどのくらいで終わるか」を意識して読んでいるんだということがはっきりわかった。 特にミステリだと、残りページが少なくなってくると、物語がいかに混沌としていようと、「そろそろ大団...

初めて、きちんと電子書籍で読んだ最初の長編である。電子本体験の話をするなら、書籍を手に取る時僕らは「あとどのくらいで終わるか」を意識して読んでいるんだということがはっきりわかった。 特にミステリだと、残りページが少なくなってくると、物語がいかに混沌としていようと、「そろそろ大団円だな」と思いながら読む。あるいは日常的なことをいうと、「もうすぐ終わりそうだから今日読み終えてしまおうかな」なんて計算しながら夜更かししたりする。 電子本だと、そういうことがない(意識的に調べれば別だけど)。どこで物語が終わるのかメドが感覚的につかないのだ。これは、妙な感覚だった。特にこの作品のような大長編だと、そして一種独特な持ち味の小説だと、まるで果てしない迷宮の中をあてもなくさまよっているような気持ちになる。 ただ、「あてもなくさまよっている」ことが楽しかったかというと、この本の場合はそうでもなかった。正直言うと、少しきつかった。 文体や構成を含めた作品としての奇想は興味深かった。ミステリとしてみるとメイントリックがどかんと全体を支配している感じで、ある意味古典的な手法なんだけど、文章そのものの味を合わせ、ちょっと虚を突かれた。(まあ例えば島田氏ならもっとうまくやるように思うけど、時代で読むべきだろう) ただ、興味深いけど、先へ先へと読みたくなるような種類のものでは、少なくとも僕にとっては、なかった。いつ終わるのだ、と思って苦しかったといってもいい。読み終わって、頑張ったなあとため息をついてしまったほど。有名な作品だし、いわば歴史的参考資料として一度完読する価値はあったと思う。でも、物語として楽しむために再読しようとは思わない。

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2011/02/13

青空文庫で読んだので、旧文体に四苦八苦。 中々の長編だったので、読み終えるのに時間がかかった。 あらすじについては、amazonやwikipedia、アンサイクロペディア、yahoo知恵袋で検索すれば大方どういうものかわかると思う。 「読んだ者は精神に異常をきたす」という説明文...

青空文庫で読んだので、旧文体に四苦八苦。 中々の長編だったので、読み終えるのに時間がかかった。 あらすじについては、amazonやwikipedia、アンサイクロペディア、yahoo知恵袋で検索すれば大方どういうものかわかると思う。 「読んだ者は精神に異常をきたす」という説明文のように、とても一言では表現できない。 小説のようで、論文のようで、手記のようで、伝記のようで。 人の精神とは何なのか。 何が本当で嘘で真実なのか。 一度読んだだけでは到底理解できない。 もう一度読み返したくもなるが、それをするのには時間と体力を要する。 DVDも出ていて、そちらも評価は高いので一度観てみようと思う。

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2012/05/06
  • ネタバレ

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謎の部屋で目を覚ました青年。隣の部屋から「お兄様」と呼びかける謎の少女の声。若林博士の語る正木教授の研究と結婚式初夜に花嫁を殺害した精神に障害を持つ青年の話。 自殺したという正木教授の遺書。事件の証言者たち。青年・呉一郎と被害者・呉モヨ子の関係。 自殺したはずの正木教授が語る事件の経緯。一郎が渡された見た者が狂うと言われる巻物の秘密。一郎に巻物を渡した謎の人物とは。  2010年11月28日読了

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2010/06/13

これは本当に、なんと感想を言えばいいものやら。ミステリとしての魅力的な要素はあるけれど、当然単純な一筋縄な物語のわけはなく。解こうとして解ける物語ではないなあ。とにかくぐるぐるくらくらします。 過去の因縁話や恐るべき「実験」の正体、絵巻物の秘密、どれをとっても魅力的。誰が正気なの...

これは本当に、なんと感想を言えばいいものやら。ミステリとしての魅力的な要素はあるけれど、当然単純な一筋縄な物語のわけはなく。解こうとして解ける物語ではないなあ。とにかくぐるぐるくらくらします。 過去の因縁話や恐るべき「実験」の正体、絵巻物の秘密、どれをとっても魅力的。誰が正気なのか真実を述べているのかそれともすべてがはかりごとなのか。そして延々と繰り返されるのかもしれないあの事象。ミステリというよりも、ホラーなのかもしれません。ひたすらに狂気の物語。

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