逆想コンチェルト(奏の1) の商品レビュー
103:用意されたイラストをもとに作家さんが小説を書き、その小説を読んだイラストレーター森山由海さんが新たにイラストを描く、という贅沢なコラボ企画その1。全体的に、セカンドセッションの作品が好きです。短編小説として面白いし、よくまとまってる気がします。それにしても、執筆陣がゴージ...
103:用意されたイラストをもとに作家さんが小説を書き、その小説を読んだイラストレーター森山由海さんが新たにイラストを描く、という贅沢なコラボ企画その1。全体的に、セカンドセッションの作品が好きです。短編小説として面白いし、よくまとまってる気がします。それにしても、執筆陣がゴージャス……!
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与えられた2枚の絵から連想するSFの話を書くという逆の発想の物語集。 新井素子目的で読んだが、自分には合わなかった。 新井素子の話は面白く読んだが・・・チグリスとユーフラテスとついになったような印象の話。
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その2を先に読んじゃったんだが、まだこの」その」1」のほうがいいかなぁ。 既読の「自・我・像(神林長平)」はそれなり。着想はいいんだが、文体がなじめない。あぁ、そうかと思わせる「コンセスター(山田正紀)」も」文章がわかりにくく苦手。このSF的な話はなかなか良いと思う「「悟り...
その2を先に読んじゃったんだが、まだこの」その」1」のほうがいいかなぁ。 既読の「自・我・像(神林長平)」はそれなり。着想はいいんだが、文体がなじめない。あぁ、そうかと思わせる「コンセスター(山田正紀)」も」文章がわかりにくく苦手。このSF的な話はなかなか良いと思う「「悟りの化け物(田中啓文)」は拾い物かな。 続いて「トリックショット(久美沙織)」は意味不明。いい味のSF「女の姿(林譲治)」は佳作。ファンタジー系が得意な作者による「幻影の壁面(梶尾真治)」はホラーチックでイマイチ。きっと絵に左右されたんだろうな。 期待の「つつがなきよう(新井素子)」は設定が近未来的ですばらしいのだが、オチがわからない。知らない作家さんの「ゴースト(図子慧)」はグロイだけの話に見える。煎じていない感じの「対話(篠田真由美)」も残念。 「果てしなき航路(菊地秀行)」「新宝島(浅暮三文)」「観てもらえませんか?(飯野文彦)」の三作は、絵に引っ張られる感じでまったく面白くなかった。 総じてこの企画、面白くないな。
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+++ イラストレーター森山由海(別名フジワラヨウコウ)氏のオリジナル・イラスト二点を渡された三人の小説家が、そのイラストが扉絵・挿絵になるような短篇小説を執筆。森山氏はそれぞれにあらためて三点目のイラストを描き下ろす―。「SF Japan」と「問題小説」の二誌にまたがって、三年...
+++ イラストレーター森山由海(別名フジワラヨウコウ)氏のオリジナル・イラスト二点を渡された三人の小説家が、そのイラストが扉絵・挿絵になるような短篇小説を執筆。森山氏はそれぞれにあらためて三点目のイラストを描き下ろす―。「SF Japan」と「問題小説」の二誌にまたがって、三年間連載。二十四名の人気作家が集結し腕を揮った前代未聞の競作企画が遂に単行本化。まずは第一弾、「奏の1」の開演。 +++ 神林長平/山田正紀/田中啓文/久美沙織/林譲治/梶尾真治/新井素子/図子慧/篠田真由美/菊池秀行/浅暮三文/飯野文彦 +++ イラストのイメージで物語を作るというのが興味深い。が、まずイラストが明るいイメージではないので、物語も勢いさわやかさとはほど遠いものになっている。元々の掲載誌の性格によるところも大きいとは思うが、どちらかというと苦手なタイプの物語が多く、いささか読むのに疲れた一冊でもある。
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普通とは逆にイラストを基に小説を書くというアイディアが面白かったです。大きく分けると、抽象的なイラストからイメージを膨らませた話、イラストそのものが出てくる話の二つ。特にお気に入りは2編。新井素子「つつがなきよう」、皮肉が利いていて良かったです。久美沙織「トリックショット」、ファ...
普通とは逆にイラストを基に小説を書くというアイディアが面白かったです。大きく分けると、抽象的なイラストからイメージを膨らませた話、イラストそのものが出てくる話の二つ。特にお気に入りは2編。新井素子「つつがなきよう」、皮肉が利いていて良かったです。久美沙織「トリックショット」、ファンタジー混じりのスペースオペラかと思いきや綺麗なオチで楽しめました。
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イラストレーター森山由海(別名フジワラヨウコウ)氏のオリジナル・イラスト二点を渡された三人の小説家が、そのイラストが扉絵・挿絵になるような短篇小説を執筆。森山氏はそれぞれにあらためて三点目のイラストを描き下ろす―。「SF Japan」と「問題小説」の二誌にまたがって、三年間連載。...
イラストレーター森山由海(別名フジワラヨウコウ)氏のオリジナル・イラスト二点を渡された三人の小説家が、そのイラストが扉絵・挿絵になるような短篇小説を執筆。森山氏はそれぞれにあらためて三点目のイラストを描き下ろす―。「SF Japan」と「問題小説」の二誌にまたがって、三年間連載。二十四名の人気作家が集結し腕を揮った前代未聞の競作企画が遂に単行本化。まずは第一弾、「奏の1」の開演(「BOOK」データベースより) 神林さんや篠田さん目当てで図書館から借りた一冊。 二枚のイラストから導き出された、果てしない想像の世界。 素直にどっぷりつかりました。 あー、楽しかった。 以下、覚書。 First Session 神林長平「自・我・像」 山田正紀「コンセスター」 田中啓文「悟りの化け物」 Second Session 久美沙織「トリックショット」 林譲治「女の姿」 梶尾真治「幻影の壁画」 Third Session 新井素子「つつがなきよう」 図子慧「ゴースト」 篠田真由美「対話(ダイアローグ)」 Fourth Session 菊地秀行「果てしなき航路」 浅暮三文「新宝島」 飯野文彦「観てもらえませんか?」
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神林は神林、正やんは正やん、林譲治は林譲治でした。 田中啓文が普通に落としていたのが意外だった。 カジシンさんのは、カジシンさんがこう落とすから、効果倍増な気がします。
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「イラスト先行小説」第1弾。 イラストレーター森山由海氏(藤原ヨウコウというペンネームでも活躍)によるオリジナルイラスト2点をもとに、作家それぞれが40枚の短篇小説を執筆。完成した短編小説それぞれに森山氏があらためて3点目のイラストを描くという、イラストレーターと作家のコラボレ...
「イラスト先行小説」第1弾。 イラストレーター森山由海氏(藤原ヨウコウというペンネームでも活躍)によるオリジナルイラスト2点をもとに、作家それぞれが40枚の短篇小説を執筆。完成した短編小説それぞれに森山氏があらためて3点目のイラストを描くという、イラストレーターと作家のコラボレーション企画
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絵を先に提示し、各著者がそこから発想した短編を集めたアンソロジー。 絵と関係ないし……という作品もあれば、絵から受け取るイメージと作品がばらばらなものもある。確かに絵と繋がるけど……という感じであり。 『この絵がこう使うのか!』という驚きが無かったのが残念なばかり。 企...
絵を先に提示し、各著者がそこから発想した短編を集めたアンソロジー。 絵と関係ないし……という作品もあれば、絵から受け取るイメージと作品がばらばらなものもある。確かに絵と繋がるけど……という感じであり。 『この絵がこう使うのか!』という驚きが無かったのが残念なばかり。 企画としては面白いけど、絵が幻想的でSFが多ければ、逃げ道も多数あるのは当たり前で。 いっそ萌え絵+ライトノベル作家お方が、キャッチーで分かりやすく面白いものが出来るんじゃないかな、とも思ってしまう。
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絵からストーリーというのは、そこからイメージを膨らませるにしろ、それを題材に使うにしろ、かなり難しいとわかった。割当て枚数が少ないのもあるが、分かりにくかったり、ありきたりだったり、、、 12編の中では、久美沙織の「トリックショット」がいい。
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