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家紋主義宣言 の商品レビュー

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2012/10/13

ハカマイラーこと墓参り人として歴史上の偉人や著名人のお墓を訪れ、また一時は依頼を受けて先祖探し調査を行っていた筆者。しかしルーツを探るうえでタブーに触れることもある先祖探し調査より、真実を想像して楽しめる「家紋研究」に次第にのめり込むようになり… 前半はちょっと痛いキャラ?と思...

ハカマイラーこと墓参り人として歴史上の偉人や著名人のお墓を訪れ、また一時は依頼を受けて先祖探し調査を行っていた筆者。しかしルーツを探るうえでタブーに触れることもある先祖探し調査より、真実を想像して楽しめる「家紋研究」に次第にのめり込むようになり… 前半はちょっと痛いキャラ?と思うような筆者の履歴書でなめてかかっていたけど…(慶應在学中に仲間たちと刊行したミニコミ誌絡み。いかにもサブカルっぽい) 八百万の神を祀る神社やお寺、高貴なお方や名だたる武将、文豪や芸能人などありとあらゆるお家に纏わる家紋を網羅しているのはすごいの一言。 歴女ではないので途中ついていけなくなるものの、オノ・ヨーコや木村拓哉、小室哲哉、太宰治や映画「千と千尋の神隠し」まで登場するのが面白い。 モネ、ゴーギャン、ロートレックなどの印象派の画家は日本の浮世絵に多大な影響を受けたし、当時建築や工芸などにもジャポニズムが取り入れられた。この時期、様々な芸術品だけでなく日本の家紋台帳もヨーロッパに輸出されていたのだ。 家のルーツを現し、あらゆる意味を含んだ家紋は、異国で意味を無くし、「イケてる意匠」として汎用され… ルイ・ヴィトンのモノグラムはそのような家紋からインスピレーションを受けたものである可能性もある。 なんともわくわくするじゃないか!

Posted byブクログ