猫とキルトと死体がひとつ の商品レビュー

リアンスウィーニー【著】,山西美都紀【訳】

2021/11/16

面白かったけど、他の方のレビューにもあったように確かに主人公がちょっとそそっかしい笑
でも猫の描写はホッコリしてなかなか良いし、面白かった。
犯人がまったく予想出来ず、その人か！と思った。
結末までが長くて、ちょっと飽きちゃうかなと思ったけど、犯人がわかって読み終えてみると犯人を見つけるまでのストーリーが1番面白かったかなと思えた。

2019/06/14

ねこ愛に溢れた作品☆コージーミステリ…なのかどうかはわからないけどコーヒーとかココアが飲みたくなります。 ただキャラがなぁ…イキイキしてるのは良いんだけど、ヒロインのジリアンが落ち着きなさすぎ（笑）40も過ぎてるんだから、そんな無謀な…って思ってしまいました。続編も本国では出てるみたいですが、翻訳はなし。楽しそうなんだけどな、残念。

2012/01/10

夫を亡くしたヒロインが、猫を誘拐された事件をきっかけに街の人たちとの交流を深めていくコージーミステリ。とにかく猫を大事にするヒロインの態度は盲目的すぎる気もします。が、引っ越して間もなく夫が亡くなり街には知り合いもいない、家族は猫だけ、という生活を送ってきたのだからまあしょうがない。街ほとんどが知り合いという環境だからなおさらです。その分一度馴染んでしまえば強いですね。人間関係や気持ちの描写もしっかりでてくるし、登場人物も猫たちも自分の特技を生かして活躍していて、久しぶりにお気に入りのシリーズになると思ったんですが…。続刊が期待できないのは残念です。

2011/03/09

おもしろかった〜！電車の中で、ちょっとずつ読んでいたけれど、最後の1/3くらいは一気に読んでしまった！！

2011/02/21

十ヶ月ほど前に夫を亡くし、キルトを作りながら、猫３匹と狭い世界で過ごしていたジリアン。キルトの仕事で出かけて帰ってきたその日、窓ガラスが破られ、猫の１匹がいなくなっていた。とても大切な家族の一人なのに、警察はあまりちゃんと取り合ってくれない。動物保護施設の人の話から怪しい人物に目をつける。後日、その人物の家を訪ねてみると、愛猫の姿。それに･･････死体が！

私は共感部分が多く、結構楽しく読めたのだけど、特に猫好きではない人からだと、変なおばさんなんだろうか。自分も、うちの猫が助かっても、他の猫が元の飼い主のところに戻れるようにとか思うだろうし。
彼女は特に探偵って訳でもなく、夫を亡くしてから閉じこもりがちだった中年女性なので、スマートに行かないのは仕方ないけど、ちょっとだらだらしてる感も。
何となく、色んなコージー猫ミステリの設定が組み合わさってる感じの設定や環境。ミセス・マーフィーや、三毛猫ウィンキーと少し似てるかなぁ。

2011/01/01

猫コージー。
好きなもの登場のコージーは気晴らしに良いな。
でも、ストーリーは少し冗長な気も。
途中で少し読むのが面倒になったのも事実。

2010/11/30

けっこう淡々と進んだけど、読みやすかったです。
猫満載で楽しかった！
猫の名前がワインのブドウの種名でほどよかった。
美味しい飲み物はコーヒーでした。
キルト作家ならではの緻密な作業が証拠に結びつくなど、エピソードもよかったです。

2010/10/03

猫まみれのミステリ。

若い未亡人のジリアンが出張から帰ってくると、家で飼っている３匹の猫のうち、アビシニアンのシラーがいなくなっていた。盗まれたものが猫一匹ということで、あまり捜査に乗り気でない警察に代わり、ジリアンは自ら事件の解決のため捜査を始める。そして「容疑者」として目をつけていた男の家に忍び込んだとき、彼女は男の他殺死体を発見してしまった・・・・。
事件や捜査を通して、小さな町で、街の人とあまり接触のなかったジリアンが、街に溶け込んでいき、夫を亡くした悲しみから立ち直っていく様子も描かれ、温かい気分になる。

翻訳ミステリ独特の文体が、読者を選ぶかもしれないし、読みにくいのは確かだ。また、ジリアンのあまりの「猫狂い」ぶりに、ちょっと引いてしまう気持ちもなくはない。
ただ、猫を中心としてこれでもかというほど猫が出てくるミステリは、あまりないのではないか。猫好き、ミステリ好きにおすすめ。

2010/07/12

2010/07/09：猫好き向けのコージーミステリー。主人公はＢ＆Ｂシリーズの主人公に似ていますが、ややおとなしめな感じです。