心霊探偵八雲 赤い事件ファイル の商品レビュー

神永学【著】

2022/07/04

これ、角川文庫じゃないじゃん（汗）
いわゆるファンブック的なものですね。
キャラ紹介、事件と時系列の紹介
著者の創作ノートなどが掲載されています。

あと、短編もひとつ入っているので
シリーズにつきあってきた読者としては
なかなかお得な文庫本だったかも。

2012/11/16

ファンブックではありますが、作者を知ることの出来る内容でよかったです。独特の小説の作り方。ビジュアルてきな小説を書く意味も、ミステリーではあるけれど推理小説よりヒューマンストーリーということも。そして主人公についての記載でイケメンと書かれていないのに自分も例に漏れず。。。イケメン系のイメージを持っております。挿絵のイメージや漫画のイメージ、アニメのイメージがはまるというか、おそらく作者がイメージ細かく伝えているのだと思います。

2011/06/11

八雲シリーズのファンブック。書き下ろしあり、インタビューあり、設定資料ありともち沢山です。八雲ファンなら見て損はないはず。

2010/12/24

“「遠回しな方法を使わず、素直に言えばいいものを……」
八雲が、大口をあけてあくびをした。
――一番素直じゃないのは、八雲君でしょ。
思いはしたが、晴香がそれを口にすることはなかった。
今、機嫌を損ねられたら元も子もない。それに、口の達者な八雲に余計なことを言えば、何倍にもなって返ってくる。
「じゃあ、素直に言うね。実は……」
「断る！」
晴香の言葉を遮るように八雲が言った。
「え？」”

書き下ろし外伝を含む、ガイドブックといった感じ。

このシリーズは文庫化になると同時に改稿されている。
それが金のない身としては少し悲しいというかなんというか。

“『八雲』は家族の話でもあります。深い絆で結ばれた家族のような仲間たちがいる。一方では、血はつながっているのに宿敵として対立する父子。同じ思いを持ちながらも、血がつながらないばかりに、すれ違う男女もいる。様々な家族の形を描いています。ここまで私が家族のあり方にこだわるのは、幼少期のトラウマのためです。
私は自分の殻に閉じこもりがちな、あまりしゃべらない子供でした。そのためか学校でもひどくいじめられるようになり、いつも祖父のお墓で泣いていました。
　孤独な神永少年を陰からずっと見ていてくれた人がいた。泣き場所にしていた寺の住職夫婦だった。何かあったら、手を差し伸べようと、黙って見守ってくれていた。
八雲の叔父である一心は、その住職さんがモデルです。八雲の苦しみは、私の苦しみでもあった。八雲の成長物語を描いたのは、私自身が成長したかったからかもしれません。”

2010/12/01

制作過程って、必要？　私的にはNｏです。
作家になる道のりは、うるうるしました。
どういう意図で、作品を書いたか、あんまり、知りたくない。
どういう状況で書き上げたとか、こうしてできたというのは、
おもしろいと思いますが、どう感じたかは、読者ごとに
違うでしょうし、作者の意図とは、違うものになることもあるのでは
と思いました。
あと、真田省吾シリーズは、やはりアクション映画のノリだったんだ。
これは、意図どおりに伝わっております！

2010/09/30

八雲のキャラクターファイル、でいいのでしょうか？
最初にカラーイラスト、短編、キャラクターファイル。
そして八雲が出来るまで。
最後には、今まで書いた、書いてる作品が紹介されてます。

小説家は、人様の小説もかなり読んでいる、と聞いたことがありますが
どういう本を読んでいるか、本棚の写真が途中に出てきます。
よく見てみれば、結構読んだ事ある本がちらほら…。
にたような読書傾向なんだな、と思ってしまいました。

2010/07/11

内容紹介
大人気の「心霊探偵八雲」シリーズ。その著者である神永先生自らが手がけたファンブックの登場します。
初めて明かされる“心霊探偵”誕生秘話。
初公開される“アイデアノート”。
先生が分析する八雲、晴香などの各キャラ。
著者本人による作品解説。
さらにさらに八雲と晴香が活躍する書き下ろし短編も掲載!
ファンにとってはたまらない一冊です。

内容（「BOOK」データベースより）
3万字を超えるスペシャルロングインタビューに加え、『八雲』に込めた5つのテーマ、各巻解説、キャラクター紹介、制作プロット…知りたいことすべてを、著者自身が明かす。

2010/07/09

作者が書く、公式ファンブックみたいなものでしょうか？各キャラが出来上がっていくのが語られていて面白かったです。ただし、ネタバレがあるので、原作を今読んでいる方はお気をつけて。

2010/09/14

ファンブックコンプリートです！
一人ひとり細かいところまで人物紹介とか、先生の人物に対する想いとかが書かれていて、時間はかかったけど面白かった。
次からはより深く八雲を読めるような気がします。

先生すごいね。
今回の書き下ろしを読んだ後に、プロットの立て方が紹介されていたのですが、これはすごい。
本当時間かかるのがよくわかる。
前に北野武が映画の作り方はまずオチから撮影して、その後さかのぼっていくって方法を取るって言ってましたが、プロットって組み方はいろいろありますが、どれも正確につじつまを合わすのって大変なんだなって思ったのです。
先生も映画の手法で作るのですが、本当精密です。
私らが小論文とか書いてずるずる伸ばすのとは大違い。
反省します。

こちら、ネタバレ本なので、６・７・８巻を読まれていない方は書き下ろしまででストップすることをお勧めします。