Kの日々 の商品レビュー
大沢在昌の長篇ミステリ作品『Kの日々』を読みました。 大沢在昌の作品は、今年の1月に読んだ『無病息災エージェント』以来ですね。 -----story------------- 闇に葬られた三年前の組長誘拐事件。 身代金は八千万円。 身代金をうけとった李は、事件から間もなく、白骨...
大沢在昌の長篇ミステリ作品『Kの日々』を読みました。 大沢在昌の作品は、今年の1月に読んだ『無病息災エージェント』以来ですね。 -----story------------- 闇に葬られた三年前の組長誘拐事件。 身代金は八千万円。 身代金をうけとった李は、事件から間もなく、白骨となって東京湾に浮かんだという。 李の恋人Kの調査をはじめた裏の探偵・木。 謎の女Kは、恋人を殺しカネを独り占めした悪女なのか、それとも、亡き恋人を今も思いつづける聖女なのか!? 逆転、また逆転、手に汗を握る長編ミステリー。 ----------------------- 双葉社から刊行されている週刊誌『週刊大衆』に2005年(平成17年)6月から2006年(平成18年)6月に連載され、2006年(平成18年)に刊行された作品です。 身代金はどこに!? 逆転につぐ逆転……一気読み必至の長編ミステリ! この3日間で、木はその女にちょっと惚れてしまった……女にほとんど興味のない木には、それはひどく珍しいことだ――。 その女、「K」の調査を依頼された「裏」の世界の探偵・木……依頼の内容は、Kが隠し持っているというお宝を見つけ出してほしいというものだった、、、 3年前に発生し、闇に葬られた丸山組組長誘拐事件……多額の身代金をうけとった李という男が、事件から間もなく、白骨となって東京湾に浮かんだという。 Kは李の恋人だったのだ……Kは恋人を殺し身代金を独り占めした悪女か、それとも恋人を思いつづける聖女か、、、 逆転につぐ逆転に一気読み必至の長編ミステリ! 裏社会の探偵・木(もく)が、3年前の暴力団・丸山組組長誘拐事件での消えた身代金8千万円と美女・K(元山京)の謎を追うハードボイルドな物語……スピーディでスリリングな展開と、最後の予想できないどんでん返しが愉しめました、、、 3年前の事件では、本当には何があったのか? Kの本性は善であるか悪であるか? 2つの謎解きに最後まで引っ張られ、最後の1ページまで飽きることなく読めましたね。 特に儚げな美女と一目惚れした探偵の関係が印象的……ついつい木に感情移入してしまい、この後、二人で幸せになってほしいなぁ と感じましたね。
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ひとりの中国人の死体が海に浮かんだ。 未解決だった事件が、2人の元ヤクザからの依頼で、 雑貨店を営む女性を、木と名乗る男が調べ始めたことから、 進展する。 調査対象に恋してしまった木。だが女性ケイの周囲には、 元恋人李の金を巡って、怪しく危険な男たちがうようよと。 果たして木...
ひとりの中国人の死体が海に浮かんだ。 未解決だった事件が、2人の元ヤクザからの依頼で、 雑貨店を営む女性を、木と名乗る男が調べ始めたことから、 進展する。 調査対象に恋してしまった木。だが女性ケイの周囲には、 元恋人李の金を巡って、怪しく危険な男たちがうようよと。 果たして木の思いは、そして事件の行方は。 らしい小説でした。
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中盤で、あーでもないこーでもないと混乱させすぎ。 しかも、それを引っ張りすぎ。 結局、よくわからないまま終盤になっちゃうし。 主人公とKの交流も、ちょっと物足りない。 もう少し早めに思いが通じ合うようになっていればよかったのに。
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三年前の事件―やくざの組長誘拐。 犯人グループは四人。 当時の組員二人と、絵図を描いた謎の「メール男」、そして、東京湾に浮かんだ中国人マフィアで、「K」の恋人の李。 身代金は消えた。 元組員二人の依頼で「K」の身辺を探る裏の探偵・木。 身代金の行方は?「K」の真意は?事件の真相は...
三年前の事件―やくざの組長誘拐。 犯人グループは四人。 当時の組員二人と、絵図を描いた謎の「メール男」、そして、東京湾に浮かんだ中国人マフィアで、「K」の恋人の李。 身代金は消えた。 元組員二人の依頼で「K」の身辺を探る裏の探偵・木。 身代金の行方は?「K」の真意は?事件の真相は? パズルのピースがすべて揃ったとき、驚愕の結末が待ち受けていた。
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刑事じゃないけど探偵?もの。 最初はなかなか進まなかったけど、途中からは一気にすすんだ、大どんでん返しっていうけど(犯人分からず)だけど、うーん…後味は微妙でした。 新宿鮫じゃないけど、やっぱり期待度があがっちゃうのかもしれません。
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面白かった。 作品の紹介 闇に葬られた三年前の組長誘拐事件。身代金は八千万円。身代金をうけとった李は、事件から間もなく、白骨となって東京湾に浮かんだという。李の恋人Kの調査をはじめた裏の探偵・木。謎の女Kは、恋人を殺しカネを独り占めした悪女なのか、それとも、亡き恋人を今も思いつ...
面白かった。 作品の紹介 闇に葬られた三年前の組長誘拐事件。身代金は八千万円。身代金をうけとった李は、事件から間もなく、白骨となって東京湾に浮かんだという。李の恋人Kの調査をはじめた裏の探偵・木。謎の女Kは、恋人を殺しカネを独り占めした悪女なのか、それとも、亡き恋人を今も思いつづける聖女なのか!?逆転、また逆転、手に汗を握る長編ミステリー。
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最後の最後でどんでん返し? なんとなくそうなるのではと思わせているが。 なんとなくハッピーエンドでよかったかな。 図書館で借用(2011/12/3)
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元警官の探偵 木 が依頼された仕事は3年前の誘拐事件の身代金を、ケイという女から奪い返すことだった。 いったい誰が「メール男」なのか?誰が本当のことを言っているのか?命をかけた腹の探り合いの末にたどり着く結末とは? ハードボイルドに誘拐事件の犯人探しという推理小説的な要素を持たせ...
元警官の探偵 木 が依頼された仕事は3年前の誘拐事件の身代金を、ケイという女から奪い返すことだった。 いったい誰が「メール男」なのか?誰が本当のことを言っているのか?命をかけた腹の探り合いの末にたどり着く結末とは? ハードボイルドに誘拐事件の犯人探しという推理小説的な要素を持たせた作品でとても面白かった。 ややもすれば登場人物たちの思惑が掴みにくいところもあるが、これぞ大沢在昌という作品だと思った。
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なんとなく、ガッツリ、ずっしりしたものを読みたくて、手にした。 買った日が一番、読むに向かえる日だと何かで聞いて、なるほどと思った記憶があり、買った夜に読み始めた。 最近読んでる文庫より文字も小さいしページ数も多い、数日かかるか、もしくは、だらだら、先延ばしになるかどちらかと思っ...
なんとなく、ガッツリ、ずっしりしたものを読みたくて、手にした。 買った日が一番、読むに向かえる日だと何かで聞いて、なるほどと思った記憶があり、買った夜に読み始めた。 最近読んでる文庫より文字も小さいしページ数も多い、数日かかるか、もしくは、だらだら、先延ばしになるかどちらかと思っていたら、、、夜明けを見ました(^^;読み始めた時間が遅かったせいもあるけど… どちらかというと静かな中で、繰り広げられる駆け引きみたいなものが多い気がするけど、だれることなく、眠くなることなく、読破。 完璧な人間が全てを圧倒するような人物が主役ではなく、それぞれ、強さも弱さも汚さも持ち合わせている登場人物たちのやり取りが、読み応え充分。 ちょこちょこ感じる「あれ?」という違和感は、なるほど、と納得できることで、予想は完璧じゃないが、ある程度、自分の予想が当たっていたことも楽しかった。だけども、予想がつきすぎて興ざめする訳でもない。いい具合の見通しで、最後を迎えられた。
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