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血のケープタウン の商品レビュー

3.8

8件のお客様レビュー

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2020/05/21

南アフリカを舞台にしたノワール 主人公はいるものの、主人公以外の人物視点の描写もしっかりされていて、群像劇みたいに感じる 色んな視点からの描写があることで南アフリカに蔓延る差別や理不尽さが理解しやすい 南アフリカについてアパルトヘイト、白人が多いアフリカの国、というくらいの知識し...

南アフリカを舞台にしたノワール 主人公はいるものの、主人公以外の人物視点の描写もしっかりされていて、群像劇みたいに感じる 色んな視点からの描写があることで南アフリカに蔓延る差別や理不尽さが理解しやすい 南アフリカについてアパルトヘイト、白人が多いアフリカの国、というくらいの知識しかなかったため、この現実?には驚いたし、日本の良さというのも痛感した 作者がテレビ関係の人だと後書きに書いてあり、なるほどと思うくらいには視覚的にイメージしやすいシーンが多く、エンタメ小説としてもよかった

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2014/11/05

南アフリカを舞台としたノワール(暗黒小説)。銀行強盗のカネを独り占めし高飛びしたアメリカ人、元ギャング、悪徳刑事の思惑が絡み合う。疾走感のある佳作。やはりその国の風俗を知るにはミステリが一番だ。 http://sessendo.blogspot.jp/2014/11/blog-p...

南アフリカを舞台としたノワール(暗黒小説)。銀行強盗のカネを独り占めし高飛びしたアメリカ人、元ギャング、悪徳刑事の思惑が絡み合う。疾走感のある佳作。やはりその国の風俗を知るにはミステリが一番だ。 http://sessendo.blogspot.jp/2014/11/blog-post_5.html

Posted byブクログ

2014/08/31

1日で読了。 それほどにスピード感があり、先の読めない展開はスリルに満ちている。文体も簡潔で無駄がない。南アフリカという独自の舞台が、噴出する暴力のリアリティを支えている。 第三作の翻訳はまだか?

Posted byブクログ

2014/01/30

ロジャー・スミスの第一作目にあたる作品。南アフリカのケープタウンで次々とおこる殺人の話。 アメリカの指名手配犯家族が逃亡生活をしているケープタウンで殺人事件を起こし、それに悪徳警官や元受刑者がからんできてどろどろしたことになる。最後は何人か死んですっきり解決なのだが、人がたくさん...

ロジャー・スミスの第一作目にあたる作品。南アフリカのケープタウンで次々とおこる殺人の話。 アメリカの指名手配犯家族が逃亡生活をしているケープタウンで殺人事件を起こし、それに悪徳警官や元受刑者がからんできてどろどろしたことになる。最後は何人か死んですっきり解決なのだが、人がたくさん死ぬし環境が悪すぎる街の様子が、どんよりした気持ちにさせる。

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2012/05/16

個性的なキャラクター、テンポがとてもよく読みやすい。内容は過激で日本とかけ離れた世界観を感じれます。

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2011/07/27

最後の結末と女子供は死なねえよ?って展開からしてハリウッドで映画化したらいいんじゃないかな。っていうかもう同じ筋書きの映画がありそうだ。

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2011/03/19

血と暴力と、不条理と・・・。 この震災を挟んで読むには、あまりに痛々しい。 でも、この迫力と、先の読めない展開の面白さに引き込まれ つい、読了してしまいました。 単純に面白い。 南アフリカという、あまりなじみのない国が舞台だった上に、 わかりやすい範囲で、その国特有の仕組みや空...

血と暴力と、不条理と・・・。 この震災を挟んで読むには、あまりに痛々しい。 でも、この迫力と、先の読めない展開の面白さに引き込まれ つい、読了してしまいました。 単純に面白い。 南アフリカという、あまりなじみのない国が舞台だった上に、 わかりやすい範囲で、その国特有の仕組みや空気が きちんと描かれている。 南アフリカでなければ成立しなかった犯罪や それを取り巻く人々が登場するのも、迫力に繋がっています。 読むだけで、「痛み」を感じる秀逸ハードボイルドでした。

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2010/09/11

圧倒のスピードとリアリティで描く苛列なる南ア・ノワール!なる売り文句よろしく最終局面に至る章からは、一気に読破しました。南アなんて行ったことありませんが、頭の中に映像も浮かべる事ができました。映画化がきまっているそうで、楽しみではあります。内容は、初めはバラバラな点達(ジャック・...

圧倒のスピードとリアリティで描く苛列なる南ア・ノワール!なる売り文句よろしく最終局面に至る章からは、一気に読破しました。南アなんて行ったことありませんが、頭の中に映像も浮かべる事ができました。映画化がきまっているそうで、楽しみではあります。内容は、初めはバラバラな点達(ジャック・バーンという主人公の点とベニーという点、悪役ギャツビーという点、ゾンディという点)がある事件をきっかけに徐々に重なりあっていきます・・私の好きなタイプです。時折作者の人種差別的な文章は鼻がつきますが星4つ。

Posted byブクログ