なぜ直感のほうが上手くいくのか? の商品レビュー
ハンドボールのプロ選手に直感でシュートしてもらうのと、分析してシュートしてもらうのでは、直感のほうか上手くいく、という結果が書いてあった。つまりICTで説明するよりも直感の方がいい、ということであった。始めたばかりの選手は説明の方がいい、という結果である。
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::目次:: ●1章 直 感 と い う 近 道 ・役立つくらいの無知 ・エキスパートの判断は直感的 ●2章 (と き に は)少 な い に 越 し た こ と は な い ・言語学習も事業も、小さく始めよ! ・直観が最適投資より上手くいくとき ・たくさん選べるのは良いこと...
::目次:: ●1章 直 感 と い う 近 道 ・役立つくらいの無知 ・エキスパートの判断は直感的 ●2章 (と き に は)少 な い に 越 し た こ と は な い ・言語学習も事業も、小さく始めよ! ・直観が最適投資より上手くいくとき ・たくさん選べるのは良いことか? ●3章 直 観 は ど う 働 く か ? ・知性とはリスクを承知で見当をつけること ・無意識にしている推論 ・直感はどのように生まれるのか? ●4章 進 化 し た 脳 ・適応的道具箱 ・与えられた情報の先を読む力 ・人間とチンパンジーの直観はどう違う? ●5章 複 雑 で 不 確 実 な 環 境 に 適 応 す る ・あえて外れを選ぶわけ ・上手くいく企業風土の作り方 ・不確実性と予測の限界 ・単純さこそ、複雑な問題を解決する ・最善策を見つけようとしても無駄なだけ ●6章 優 れ た 直 観 は、な ぜ 論 理 に 勝 る の か ? ・「リンダ問題」の問題 ・肉体から切り離された知性 ●7章 知 名 度 の 効 果 と 評 価 ・記憶を失っても再認できる ・まぐれ? いや再認ヒューリスティック! ・無知から生まれる集合知 ・「少ないに越したことはない」効果 ●8章 も っ と も な 理 由 ひ と つ だ け で た く さ ん ・配偶者を決めるのも、ひとつの理由 ・大衆政治のパラドックス ・どこで検討を終わらせ、決断を下すのか? ●9章 医 療 で は 少 な い に 越 し た こ と は な い ・医療検査のリスク ・過剰診断・過剰治療を避けよ ・医師の判断力を高める ・素早く決断するためのシンプルな方法 ●10章 道 徳 的 な 行 為 と 直 観 ・なぜ普通の人びとが大量殺戮者に変わったのか? ・道徳的直観と共同体 ・快楽計算とテロリズム ・トレードオフは不道徳? ●11章 社 会 本 能 ・集団と家族の本能 ・社会的な信頼と不確実さ ・変化を起こす力
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いわゆるヒューリティクスなどを中心に直感と直観について、 肯定的に捉えている点が本書の特徴。 多くの心理学に関する書籍では、 ヒューリティクスは悪という面が強いが、 そうでもない、ということなる見方を示してくれてよい。
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB02280328
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何かをやろうとした時、う~んと悩むより直感でやった時の方が上手くいったことはありませんか。ビギナーズラックで初心者が上級者に勝ってしまうことも、直感が一つの要因になっています。この本では、多くの実験や実例をあげながら、直感が作用する仕組みとその鍛え方を解説しています。
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ベンジャミン・フランクリン 「迷っているなら、あらゆる理由、PRO(賛成する理由)とCON(反対する理由)を1枚の紙に左右2列に並べて書き出すこと。これを眺めて、2,3日とくと考えてから、台数の問題のように演算すればよろしい。2列のどの理由や動機の項目が同じ重みを持つか、1対1でもいい、1対2、2対3でもいい、両方の列の同じ価値を持つ項目同士に線を引いてリストから消していけば、最後に残った項目が両者の差ということになる。こうと決めかねる重要な問題に頭を抱えたとき、私はこの類の精神的代数をよく実践します。」 これを実践したハリーに予想外のことが起こった。結果と内なる声が違っていたのである。この時初めて、ハリーは自分の気持ちがすでに決まっていたことに気づいた。計算することで、彼自身にもはっきりしない理由に基づいて無意識のうちに下していた決断を認識することができた。 もっとおもしろい番組はないかとチェックしながらリモコンで全局を行きつ戻りつするか?それとも、一応おもしろそうな番組を見つけたら、すぐにリモコンをおくほうか?についての研究で、マキシマイザー(ショッピングにせよ娯楽にせよ徹底追及を旨とすると回答した人々。最高のものを手に入れるための努力を惜しまないという意味で)とサティスファイサー(追求はそこそこにして、満足できる、あるいはまあまあと思った最初の選択肢にさっさと決める人々)を比較すると、マキシマイザーはうつ、完璧主義、後悔、自責が強く見られ、サティスファイサーは楽観的である上に自尊心と生活満足度が高かった。 再認ヒューリスティック(recognition heuristic) 聞いた事があるものを、初めて聞くものより高い評価をつける。例)ブランド
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現代社会では、何事につけ分析的・合理的に検討する知性が重要視されがちです。実際に職場で何か提案するときに、『ぼくの直感です!』なんてプレゼンしたら、上司にぶっ飛ばされそうです。しかし、直感のような無意識の知性は、分析的で意識的な知性に劣ったものと本当に言い切れるでしょうか。 本書は、野球での外野手のフライの捕球や素人による投資の成功率などを例に、直感が合理的に立てた戦略や提案よりも優れていることがありうることを論証しています。『不確実な環境では、情報を無視できるのが優れた直観である』『話し手は”関係のないことは言うな”という原則に従うものと想定せよ』など、直感の裏にある原則を次々と明らかにしていく著者の手腕は見事です。 なかには、直感による判断を非論理的であると断罪する学者の指摘こそ、一方的な偏見であることが検証され、なんだか胸がスッとしました。 実際に応用できそうな、直感を活かす職場の作り方も紹介されていて興味深い。 一方、環境・社会に適応的な無意識の知性は、普通の人々を大量殺戮者に変えてしまうということもあります。『結束を乱すなかれ』という原則のもと、ナチスの警察予備隊の人々は不本意ながら、無力なユダヤ人たちを殺害しました。殺害された人々はもちろん、殺害する側の人々の精神的な苦しみを慮ると、やりきれない悲しみを感じます。 無意識の知性が優れている、というのではなく、そういう知的過程が人には備わっていることを受け入れ、どのように付き合っていくか、を考えることが大切なのかもしれません。 余談ですが、『直感を合理的に考えたように発表する方法』ていう本もだしてくれないかな(笑)
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直感ヒューリスティック=知っている名前は良いもの、の気がする=コマーシャルなど 注視ヒューリスティック=注視角を一定にして進むとボールが取れる。 知名度の高い株のほうが値上がりしやすく、値下がりしにくい。皆が知らない株は上がらない、または下がりやすい。 ジャムが6種類と24...
直感ヒューリスティック=知っている名前は良いもの、の気がする=コマーシャルなど 注視ヒューリスティック=注視角を一定にして進むとボールが取れる。 知名度の高い株のほうが値上がりしやすく、値下がりしにくい。皆が知らない株は上がらない、または下がりやすい。 ジャムが6種類と24種類。多すぎると選べなくなる。少なすぎると売れない。見合い相手も同じ。 パットの時間を制限したほうが、ベテランには結果が良い。熟練者なら考えることをやめよ。 自分の演奏を聞こえないほどの騒音の中で練習する。=メンタルブロックを解消する。
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1章 直感という近道 2章 (ときには)少ないに越したことはない 3章 直観はどう働くか? 4章 進化した脳 5章 複雑で不確実な環境に適応する 6章 優れた直観はなぜ論理に勝るのか? 7章 知名度の効果と評価 8章 もっともな理由ひとつだけでたくさん 9章 医療では少ないに越し...
1章 直感という近道 2章 (ときには)少ないに越したことはない 3章 直観はどう働くか? 4章 進化した脳 5章 複雑で不確実な環境に適応する 6章 優れた直観はなぜ論理に勝るのか? 7章 知名度の効果と評価 8章 もっともな理由ひとつだけでたくさん 9章 医療では少ないに越したことはない 10章 道徳的な行為と直観 11章 社会本能
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主に「論理」を対象にして直観が語られる。 ベテランは考えるより直観で決めた方が成功率が高く、逆に素人は考えた方が成功率が高いなど、検証がある。 多肢に渡る人間の思考を分析し、実に論理的に直観について語られている。
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