箱男 の商品レビュー
段ボールをかぶった男たちの物語。一人称で 話が続くが、章ごとに異なる箱男の視点となる。箱男とは、箱の外側からみればアイデンティティの違いがわからない存在である。物語は基本的には箱男が箱の内側で記述している独白ノートの形式をとっている。実験的要素が多く、一読しただけではストーリーが...
段ボールをかぶった男たちの物語。一人称で 話が続くが、章ごとに異なる箱男の視点となる。箱男とは、箱の外側からみればアイデンティティの違いがわからない存在である。物語は基本的には箱男が箱の内側で記述している独白ノートの形式をとっている。実験的要素が多く、一読しただけではストーリーが混乱した。万人向きではないし、昔の自分がこれを読んで面白いと感じることはないと思う。ジジイになったら再読したい。
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「見ることには愛があるが、見られることには憎悪がある」この一文に衝撃を受けましたね…見られる側が何かを見たら、見る側になるわけで…「人間」というものを考えさせられちゃいました。箱に魅せられても責任はとれません…
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