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Uボート、出撃せよ! の商品レビュー

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2012/08/11

第二次大戦のごく初期、ドイツ海軍潜水艦は英国が誇る軍港に単独で潜入し、戦艦ロイヤル・オークを撃沈して脱出に成功した。このエピソードを一冊の小説にした本。    ドイツ海軍の歴史の有名な話の一つだがこれを映画のように細かい描写で小説にしている。現場主義というか前もってデータが完全で...

第二次大戦のごく初期、ドイツ海軍潜水艦は英国が誇る軍港に単独で潜入し、戦艦ロイヤル・オークを撃沈して脱出に成功した。このエピソードを一冊の小説にした本。    ドイツ海軍の歴史の有名な話の一つだがこれを映画のように細かい描写で小説にしている。現場主義というか前もってデータが完全でないのにこういうことをやってのけるのは、冒険であり英雄の仕業としか思えない。やっとのことで港内に入ったはいいが目標になる船が見つからず30分以上ウロウロしたり、新型魚雷が何発も連続して不発だったりとけっこうグダグダしていた。臨場感溢れる描写が続く。ちょっと読みにくかったりしたがまあ許容範囲。  プリーン艦長と部下との会話が生々しい。  だがちょっとどうかと思う箇所がある。まあ翻訳物の問題なんだろうが、方言をどう訳するかというものだ。バイエルン?方言を関西弁に訳するのはどうかと…… 「押忍」「~でおまっしゃろ」かあ…… うーん……

Posted byブクログ