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鈴蘭 の商品レビュー

3.5

12件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2019/05/04

畝原シリーズ再読完了。 この先がいつか出ると思っていたのだけれど。 「俺」の登場はやっぱりにやりとしてしまう。 話の内容は貧困ビジネスや難病、 一言では片付けられないものが たくさん盛り込まれている。 やりきれないことは多いけれど、 いつも真面目な畝原がやっぱり好きだなぁ。 ...

畝原シリーズ再読完了。 この先がいつか出ると思っていたのだけれど。 「俺」の登場はやっぱりにやりとしてしまう。 話の内容は貧困ビジネスや難病、 一言では片付けられないものが たくさん盛り込まれている。 やりきれないことは多いけれど、 いつも真面目な畝原がやっぱり好きだなぁ。 何歳でいつ生まれたのかもわからない 身体に心に消えない傷を持つ幸恵の 親になった畝原夫妻の勇気と優しさにいつも感動する。 幸恵の成長も微笑ましい。 幸恵の成長が知りたいから 続きが読みたいのかもしれない。 やっぱり「あじあじぃ」だな。

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2017/07/30
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探偵・畝原は、地元テレビ局の祖辺嶋の依頼で、家族旅行も兼ねて、札幌郊外にあるナチュラル・パークの視察と経営者の早山という男の身辺調査をしにいくことになった。 だが家族団らんも束の間。 そこに大音量をあげながら一台の車が現われた。 車の男は近所にゴミ山とともに暮らしているのだという。 一方で畝原は兼田というヤクザ者から行方不明になった恩師の調査を依頼される。 やがて調査の中で、それぞれの悲しき過去を知ることになるのだが・・・・・。 (アマゾンより引用) なかなか面白かった。 最後、何か切なかったなぁ

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2015/03/17

2015.3.17ー19 畝原シリーズ。 ゴミ屋敷の住人だった女性と元ヤクザの恩師探しの依頼を進める中で、ゴミ屋敷や動物保護、貧困ビジネスや難病に対する無知の問題等が絡んでくる。それぞれの死の理由が切なく重い。

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2014/03/01
  • ネタバレ

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畝原シリーズ第八作。 貧困ビジネスがテーマ。 毎度長いけれども、 読めてしまうのはやっぱり面白いんだと思う。 いつもみたいなアクの強い、 どうしようもない人間が出てこなかった。 そういう点ではちょっと物足りなかった。 最初小学生だった娘が、 いつの間にか大学生になっていたり、 ジェロニモが屋根の下で暮らしていたり、 シリーズを読んできた人ならニヤリとする場面が。

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2013/06/21

畝原探偵シリーズ8作目。 このシリーズも漸く最新刊に追いついた。著者の作品の中で、私はススキノ探偵よりもこちらのシリーズの方がどちらかというと好みなのだが、今作はそのシリーズの中でもトップ上位に入る出来。登場する人間も、いつものウザくて、エグいだけのキャラは珍しく出て来ず、根は...

畝原探偵シリーズ8作目。 このシリーズも漸く最新刊に追いついた。著者の作品の中で、私はススキノ探偵よりもこちらのシリーズの方がどちらかというと好みなのだが、今作はそのシリーズの中でもトップ上位に入る出来。登場する人間も、いつものウザくて、エグいだけのキャラは珍しく出て来ず、根はきっとイイはず、と思わせるキャラばかりで読後感が良い。行方不明の元教師に隠された真実も、ごみ屋敷の主が思いを込める花言葉の意味にもグッとさせられた。 これまでのシリーズに出てくるキャラも再登場してくれるのも嬉しい。「悲鳴」のジェロニモ、「挑発者」の諭鶴羽、そして、柄の悪いダブルスーツ!シリーズ読者には堪らないデス。今後もシリーズが続くことを期待。

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2013/04/22

東さんの真面目な方の探偵さん「畝原シリーズ」の最新刊。文庫がまだなので我慢してたけど図書館で発見。 今回はいくつかの依頼を平行して調査して行く過程でゴミ屋敷や貧困ビジネスなどの社会問題が浮き彫りになる。その中で3組の熟年〜高齢のカップルの「愛」の形に考えさせられる。畝原と明美、嶺...

東さんの真面目な方の探偵さん「畝原シリーズ」の最新刊。文庫がまだなので我慢してたけど図書館で発見。 今回はいくつかの依頼を平行して調査して行く過程でゴミ屋敷や貧困ビジネスなどの社会問題が浮き彫りになる。その中で3組の熟年〜高齢のカップルの「愛」の形に考えさせられる。畝原と明美、嶺崎とタカコ、輪島とその妻。このシリーズは若い人が読んでもきっと面白く無いだろうな。ある程度の年になるとずうううんと心に重い物が響く。 シリーズの中で10年の歳月が流れてる。畝原が40代から50代に。娘達が小学生から大学生に。貴がニートっぽい若者から大人?に。登場人物達がホントに札幌で生きてるような気がするくらいリアル。 最後の方で、畝原とススキノ探偵の「俺」がなにげに遭遇してたのが、ヘビーな読者としてはわくわくさせられる。 どのシリーズでもいいから、早く新刊が出ないかな〜。「健三」のシリーズはもうないのかな?健三にもまた会いたいな。

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2011/09/28
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ごみ屋敷、貧困ビジネス。ワイドショーでよく取り上げられるネタだ。地元の札幌を舞台にしているので、身近に感じられる。北海道弁といい、舞台といい、私にとってはかなりリアル。途中間延びした感もあったけど、まさか、ごみ屋敷の嫌な親父に涙してしまうとは思わなかった。態度が極端すぎるだろう。ごみ屋敷の親父も貧困ビジネスの犠牲になった男もどちらも悲しい別れに耐えられなかったからだろうか・・・涙。

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2011/07/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なんてこった、この読んだ人の少なさ。まだまだメジャーじゃないんだな、東直己は。映画化もされるというのに。久しぶりの畝原シリーズ。東直己読むの久しぶりだなー。まぁまぁ面白かった。最後の締め方が中途半端というか、こういう締め方でいいのか、という感じ。ごみ屋敷、貧困ビジネス。やっぱり時代に沿ってるな。ごみ屋敷はあの人を思い出す。何事も経験だなー。

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2011/03/20

途中ちょっとミスリードされかかったが、まあおおむね予想どおりのところに落ちついた。科白のあるキャラにはいっさい悪人のいない健全安全ハードボイルド。

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2010/11/18

この小説に出てくる人々は、どの人も悪い人じゃない。 きっと身近にいる人と変わらない。 「鈴蘭」は、読後感も良いものでした。

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