低炭素社会 の商品レビュー
10.6.1 社会問題 : 「 低炭素社会実現に向けた工学の挑戦」 今、低炭素社会の構築というのが人類が直面している重要課題の一つでもある。東京大学工学部広報室主催の講演会のご紹介を。東大の小宮山前総長の基調講演とともに工学部の同分野のエキスパ ートが様々な「工学の...
10.6.1 社会問題 : 「 低炭素社会実現に向けた工学の挑戦」 今、低炭素社会の構築というのが人類が直面している重要課題の一つでもある。東京大学工学部広報室主催の講演会のご紹介を。東大の小宮山前総長の基調講演とともに工学部の同分野のエキスパ ートが様々な「工学の挑戦」についてのセミナーが開かれる。関心がある方は是非ご参加ください。事前登録が不要というのもいいですね♪ タイトルは 「 低炭素社会実現に向けた工学の挑戦」 です。 1.日時 2010年6月1日(火) 18:00〜20:00 2.会場 東京大学教養学部 1323講義室 (アクセス&地図)http://www.c.u-tokyo.ac.jp/access/index.html 3.参加費 無料(事前登録必要なし) 4.プログラム プログラム詳細はこちら < 基調講演 > テーマ 「低炭素社会実現のための戦略とシナリオ」 講師 小宮山 宏(東京大学・前総長、三菱総合研究所・理事長) < 講演 > テーマ1 「太陽・化学エネルギー」 講師 堂免 一成(化学システム工学科・教授) テーマ2 「都市とエネルギー」 講師 花木 啓祐(都市工学科・教授) テーマ3 「原子力エネルギー」 講師 関村 直人(システム創成学科・教授) テーマ4 「熱エネルギー」 講師 鹿園 直毅(生産技術研究所・教授) テーマ5 「電気エネルギー」 講師 谷口 治人(ユビキタスパワーネットワーク寄附講座・特任教授)
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日本は「課題解決先進国」を目標とし「低炭素社会」実現をその柱とすべきだ、というのが著者の主張だ。その背景には地球温暖化こそが今を生きる人類の共通の「敵」であるという認識がある。そして、日本はこの「敵」との戦いをリードすべきであり十分にできると唱えている。そのために「エネルギー消費...
日本は「課題解決先進国」を目標とし「低炭素社会」実現をその柱とすべきだ、というのが著者の主張だ。その背景には地球温暖化こそが今を生きる人類の共通の「敵」であるという認識がある。そして、日本はこの「敵」との戦いをリードすべきであり十分にできると唱えている。そのために「エネルギー消費効率化」を徹底して行うことが目標達成に適うことが銃であることと、実現のための具体的な方策が本書で詳細に述べられている。 本書の中で特に心を動かされた言葉を二つ挙げる。 一つ目は「課題解決先進国」という言葉だ。GDPという指標や所得格差という指標が落ち込んでいるとしても、別の指標でトップを目指せばいい。危機は機会に容易に反転し得る(「危機」と「機会」に同じ漢字が使われているように。または、「ピンチ」ヒッターが「チャンス」の場面に出てくるように)、そのような前向きな姿勢が感じられて快かった。 二つ目は「人類はもはやすべての知識を持っている」だ。著者は自身の経験から、他人が既に持っている知識をいかに見つけ活用するか、が既に重要になっていると考えている。それを著者は「知の構造化」と呼んでいる。 最後に現在のエネルギー政策を巡る議論についてコメントしたい。 筆者は以下に載せたインタビューでも 「日々の生活で効率を高めるということが、これからの世界のエネルギー価格高騰に対する日本の対策になる。それによって、世界をリードするんです。それが、グリーンイノベーションで日本が世界をリードする、ということの意味です」 と本書と同様の主張を述べている。 しかし、電力にばかり議論が集中している今の状況は危うい。熱利用やエネルギー消費効率化への視点が薄れがちだ。電力は日本全体のエネルギー消費の1/4程度*1にすぎない。エネルギー消費効率化のフロンティアは電力よりも熱利用に多く残されていることをより多くの人が認識することの重要さには、筆者も賛同するだろう。 【参考】 ダイヤモンド・オンライン「どうする! 日本のエネルギー」 第四回:著者へのインタビュー, 2012.8.17, 2013.3.17最終確認 http://diamond.jp/articles/-/23354 了
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Linker No.13 工学府修士1年 しおりさん この本は地球温暖化という課題に対して、その本質を解りやすく説明しています。 温暖化の解決策としてはエネルギー消費量の削減が不可欠であり、そのためにはくらしのエネルギーを8割削減することを提案しています。単に提案をする...
Linker No.13 工学府修士1年 しおりさん この本は地球温暖化という課題に対して、その本質を解りやすく説明しています。 温暖化の解決策としてはエネルギー消費量の削減が不可欠であり、そのためにはくらしのエネルギーを8割削減することを提案しています。単に提案をするだけでなく、窓の二重ガラス化、省エネ家電への買い替え、太陽発電やハイブリッドカーの乗り換えなどを実践し、生活レベルを落とさず8割削減を達成したそうです。 また、私の研究内容であるバイオマスエネルギーや原子力発電、風力発電、太陽電池などの新エネルギーの活用がどこまで有望か詳しく解説されており、私も考えさせられることが多くありましたが、その内容は専門外の方でも簡単に低炭素社会の概要が理解できるもので、導入としては最適ではないかと思います。
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※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 低炭素社会とは、地球温暖化の主原因である大気中のCO2(二酸化炭素)を減らした社会のこと。 鳩山首相は国連気候変動サミットで、CO2の1990年比25%削減を宣言した。 経済界からは「不可能だ」という批判が上がったが、日本の技術力をもってすれば難しくない。 25%削減は、日本が国際社会のリーダーとなる、またとない切り札なのだ。 そのためにはどの産業を強化すべきか? 生活スタイルをどう変えるか? 環境技術の第一人者が明快に解き明かす、これから10年の戦略。 [ 目次 ] 第1章 「温室効果ガス25%削減」で新しい日本へ(日本が初めて発した「先進国宣言」;地球は巨大な環境浄化プラント ほか) 第2章 そもそもエネルギーって何だろう(正しい知識を持つことから始めよう;エネルギーとは「物体が仕事をする能力」 ほか) 第3章 エネルギー消費量の正しい減らし方(どこでどのくらい減らしていくか;高断熱住宅はいいことずくめ ほか) 第4章 町づくりで低炭素社会を実現(みんなアメリカの豊かさに憧れていた;大人は新しい幸せの形を示すべき ほか) 第5章 人類の知を構造化する(目指すは「課題解決先進国」;固い地層での植林を成功させた、あるアイディア ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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温暖化とは何か、低炭素社会とは何かを平易な文章で誰にでもわかるように書かれている良書。 CO2の25%削減が決して難しくない、別に「江戸時代の生活」に戻ることなく家庭の節電もできる、節約ではなく新しい省エネ機器を買うことで節電できるといったことがわかりやすく、理詰めで説明されてい...
温暖化とは何か、低炭素社会とは何かを平易な文章で誰にでもわかるように書かれている良書。 CO2の25%削減が決して難しくない、別に「江戸時代の生活」に戻ることなく家庭の節電もできる、節約ではなく新しい省エネ機器を買うことで節電できるといったことがわかりやすく、理詰めで説明されている。 グローバルな話から身近なことまで温暖化・低炭素社会というものをすんなり理解できてこれは読んでよかった。
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取り立てて目新しさはないが、「なぜ低炭素社会を目指すのか」が分かりやすく記載されている。一般的な概論としてはベストな書籍。
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CO2を25%削減する宣言から展開される低炭素社会に向けた施策と根拠について書かれた本。 私は著者を知り、慕っているのもあるため、内容としては目新しいモノはなかった。それでも、様々な問題が目の前に出ている現状に明確に解を出そうという姿勢と、わかりやすく伝えて社会を元気にしようと...
CO2を25%削減する宣言から展開される低炭素社会に向けた施策と根拠について書かれた本。 私は著者を知り、慕っているのもあるため、内容としては目新しいモノはなかった。それでも、様々な問題が目の前に出ている現状に明確に解を出そうという姿勢と、わかりやすく伝えて社会を元気にしようという姿勢、マインドは純粋に尊敬できる。 小宮山エコハウスの実体験を元にしてるので、そこらのジャーナリストの話より説得力もある。 「そっちに行くと崖があるかもしれないよ」と警告を発するより、「ここに道がある」と指し示せる方が、この不安な時代に求められている、のくだりはさすが!と思ってしまった。 これから家を建てられる方にはすごく参考になる話と思うし、エネルギーについて詳しくない方でも読みやすい良書です。
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私たちは2050年にどんな生活を送っているのだろうか。 本著では、二酸化炭素を今よりも減らす、「低炭素社会」の実現の重要さを記している。私たちは、エアコンや冷蔵庫、テレビなどの家電製品を使用し、また車や電車、飛行機を利用している。江戸時代の頃のような家電や乗り物のない生活をして、...
私たちは2050年にどんな生活を送っているのだろうか。 本著では、二酸化炭素を今よりも減らす、「低炭素社会」の実現の重要さを記している。私たちは、エアコンや冷蔵庫、テレビなどの家電製品を使用し、また車や電車、飛行機を利用している。江戸時代の頃のような家電や乗り物のない生活をして、二酸化炭素を減らす行為はナンセンスである。 それよりも、いかに少ないエネルギーで効率よく消費していくかがポイントとなっている。私たち日本の環境技術を駆使した低炭素な工業製品を生産していくことで、エコと経済が成り立つ社会を築いていきたい。 世界で低炭素社会を引っ張るのは日本であってほしいと筆者は語っていた。2050年、どんな未来を私たちは築いていくのだろうか。
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「「低炭素社会」とは、化石燃料の燃焼などによる二酸化炭素の排出をできるだけ減らした社会のこと。」 ということで、現在の二酸化炭素が排出されていることについて これまでの排出量の推移を示し 今後排出量を減らすために解決すべき課題と その方法について示しています。 読んでいて、 ...
「「低炭素社会」とは、化石燃料の燃焼などによる二酸化炭素の排出をできるだけ減らした社会のこと。」 ということで、現在の二酸化炭素が排出されていることについて これまでの排出量の推移を示し 今後排出量を減らすために解決すべき課題と その方法について示しています。 読んでいて、 ・基本的な流れをある程度把握できたこと ・排出を削減するには家庭やくらしの中で消費者によって排出される二酸化炭素の量を減らす必要があることに納得できたこと この2点は大きな収穫だと思いました。
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温室効果ガスがどこ(工場、ビル、家庭、発電所等)から出ているのか、何から(自動車、機械、家電、住宅等)出ているのかが、平易な記述で書かれていてわかりやすかった。どうすれば排出削減できるのかについても大いに参考になる。
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