日本語の形容詞 の商品レビュー
本書は、過去に筑波大学長も務めた著者の、形容詞に関する論考7編を収めたもの。全体は章立てになっているものの、執筆された時期は著者の院生時代(1960年代)のものあり、かなり広い。 基礎的な日本語学の知識がない俺には、専門的な用語やその定義がまったく分からなった( (;_:) →...
本書は、過去に筑波大学長も務めた著者の、形容詞に関する論考7編を収めたもの。全体は章立てになっているものの、執筆された時期は著者の院生時代(1960年代)のものあり、かなり広い。 基礎的な日本語学の知識がない俺には、専門的な用語やその定義がまったく分からなった( (;_:) → 「それなのに、何でこの本読んだの?」というハナシは置いておいて…)が、他の研究を批判的に検討しつつ論証している部分はなかなかにスリリングで、(テーマはまったく違うが)かつて読んだ『日本占領と宗教改革』のような面白さがあった。 まったく違っているかもしれないけど、門外漢が読んで感じたのは、日本語の語学的な理論というか、文法的な実証というか、成り立ちの史的解明というか… って、意外と弱い? 確たることが言えない?事が多いんだな、ということ。 日本語って欧米の言葉に比べると曖昧な部分を感じるけど、それはこういう事情とパラレルなのかな?
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