ノンストップ! の商品レビュー
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平凡なサラリーマンの主人公が休日に庭で子供を遊ばせている時に電話が・・・ この電話がきっかけで何故か正体不明の集団に命を狙われる事に。。。 何故狙われるのか?妻は無事なのか? タイトル通り展開はノンストップ。 ストーリー展開はスピーディーで、アクションシーンも派手ですが ディテールがイマイチだな。。。 タイトルも「ノンストップ」では安物くさい。 まだ原題の「Relentless」(無慈悲な、容赦ない、苛酷な)の方が良いのでは。
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視点が入れ替わるたびに新たな事実が判明し、同時に新たな疑惑が浮かび上がる。なんの脈絡もない断片が次々現れ、恐ろしい速さでことが運んでゆく。 と、あとがきにある通り、もう疾走感半端ない! どんどん変わる場面、どんどん進む内容、どんどん深みにハマっていく主人公に、読んでるこっちが...
視点が入れ替わるたびに新たな事実が判明し、同時に新たな疑惑が浮かび上がる。なんの脈絡もない断片が次々現れ、恐ろしい速さでことが運んでゆく。 と、あとがきにある通り、もう疾走感半端ない! どんどん変わる場面、どんどん進む内容、どんどん深みにハマっていく主人公に、読んでるこっちがニッチもさっちもいかない気分にさせられる。 ましてやこの主人公が、強くもなければなんもない ただのサラリーマンで、子供が可愛くて、仕事にはまぁまぁの愚痴はあるけど、まぁしゃーねーみたいな、ただのサラリーマンのただのお父さん。 その主人公が、全くなんやかんやで巻き込まれまくる事件に読者のほうが、なんだ?なんだ!?の大混乱。笑笑 もう、どうしよーもないほどに追い込まれまくる。普通の人がやってる24みたい。ジャックじゃないと切り抜けられないよ。と、思いながら読んでたら、奥さんがまさかの。まさかの。そんな展開にこれ最も悪いのあんたの妻だよ。っていう。笑笑 なんか妻腹立ちます。色々。そんな一冊。
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1本の電話から始まる、巻き込まれ型ミステリ。かつての親友が殺された!彼は死に際、犯人達に我が家の住所を伝えていた。まさかウチに犯人達がやってくる!?慌てて子どもを避難させ、妻を探しに行った主人公トム、しかしそのゆく先々に、様々なトラブルが降り掛かってくる。いったい親友は、そして妻はどんな秘密をかかえていたのか。 いやー、冒頭からアクションサービスし過ぎなハリウッド映画みたいでしたわ。ずーっと止まらない笑 最後までどんでん返し(でもちゃんと伏線もかる)が続いてハラハラしたけど、ラストは夫婦の倦怠期乗り越えたね!みたいなノリで、びっくりましたよ笑
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威勢のいい邦題とは裏腹に、まったく捗らない読書となった。もっとも、原題は“RELENTLESS”(冷酷な、情け容赦のない)なので、騙された自分が悪い。主人公の一人称と他の登場人物目線の三人称が交互に現れる。この手法に違和感を感じる。被害者意識丸出しの主人公にまったく共感できない。...
威勢のいい邦題とは裏腹に、まったく捗らない読書となった。もっとも、原題は“RELENTLESS”(冷酷な、情け容赦のない)なので、騙された自分が悪い。主人公の一人称と他の登場人物目線の三人称が交互に現れる。この手法に違和感を感じる。被害者意識丸出しの主人公にまったく共感できない。典型的な巻き込まれ型の小説だが、裏にあるのは大物たちのしょぼい秘密。2日間の出来事を描くだけなのに無意味に長い。敵役が揃いも揃って間抜けというのもなあ……。
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IT企業のしがないセールスマンが、ここ数年交友の無かった元親友の電話を受けたところから、悪党たちに追われ、警察には疑われてしまう。 妻は行方知れず、妻の指紋がついた包丁で殺人が。 親友はなぜ最後に電話をかけてきたのか。 追ってくる連中の正体は? ご都合主義とゴタゴタとがありすぎ...
IT企業のしがないセールスマンが、ここ数年交友の無かった元親友の電話を受けたところから、悪党たちに追われ、警察には疑われてしまう。 妻は行方知れず、妻の指紋がついた包丁で殺人が。 親友はなぜ最後に電話をかけてきたのか。 追ってくる連中の正体は? ご都合主義とゴタゴタとがありすぎて、スピード感がいまひとつだったような。
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すんごい煽ってる割に 意外とちゃちく終わる。 つまらないドラマ並みにギリギリ(っぽく) いつも危機を切り抜け 途中からあー、はいはい、危ない危ない(棒) という感じで全然ハラハラ感がない。 妻が素晴らしくクソだし 男はフニャフニャしてるし 突然の傷付き刑事とか 誰も好きになれるキ...
すんごい煽ってる割に 意外とちゃちく終わる。 つまらないドラマ並みにギリギリ(っぽく) いつも危機を切り抜け 途中からあー、はいはい、危ない危ない(棒) という感じで全然ハラハラ感がない。 妻が素晴らしくクソだし 男はフニャフニャしてるし 突然の傷付き刑事とか 誰も好きになれるキャラいないし 結局発端もよくよく考えると話のための お話だし。 褒めすぎは良くない!
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ロンドン近郊在住のごく一般的な市民が、ある日突然とんでもない事件に巻き込まれる、2日間のノンストップなアクションを描いた佳作。 スピード・リズム・テンポは早くて、グイグイ読まそうという意図は読み取れる、が、その手のエンタメ小説は結構あり、その中で図抜けて…と言うほどではない。緩急がない分、一本調子感もある。 この小説の読みどころは、疾走感よりむしろ、国家的陰謀という縦糸と、主人公妻の不倫という横糸の絶妙な紡ぎ方だと思った。 エンタメ小説で陥りがちな「それあるからダレるねん」なラブシーン。映画化意識してか、妙なラブシーン入れて台無しにしてしまう残念な小説。そんなん書いてる小説家はこの本を見習って欲しい。 国家的陰謀と夫婦の危機を、両立させて見事なハーモニーを醸し出させている好例、この配合の妙に「小説上手やなぁ」とうならされた次第。
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展開の早いサスペンス・スリラーの秀作。 カーニックについては、殺す警官、覗く銃口に続き、3作を読了したことになる。前作までは、不安定だが緊迫感溢れるノワールタッチのプロットと情景描写が魅力だったが、本作ではひたすらスピード感を重視し、錯綜した謎をちりばめ、陰謀、裏切り、誘拐、奪還...
展開の早いサスペンス・スリラーの秀作。 カーニックについては、殺す警官、覗く銃口に続き、3作を読了したことになる。前作までは、不安定だが緊迫感溢れるノワールタッチのプロットと情景描写が魅力だったが、本作ではひたすらスピード感を重視し、錯綜した謎をちりばめ、陰謀、裏切り、誘拐、奪還と、ラストまで一気に走り抜けていく。敢えて、謎解きを終幕まで控えているのは、そのスピード感を殺さないためなのだろう。 覗く銃口で登場した刑事ギャランがあっさり退場させられているのは残念だったが、本作のボルト警部補はその存在を補って余りある。刑事の描き方が巧い作品は、それだけで出来を保証する。
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題名に偽りなく一気に読めました。 文章も平易で読みやすかったです。 内容はハリウッド映画をそのまま小説にしたようなイメージかな。 ただ納得できない部分がちらほら。 文章だと人物の心象まで描くから、映像だとスルーできる部分が妙に引っ掛かる。 そうなると登場人物に違和感がでてくるしあまり感情移入できない。 この手のエンタメ作品は何も考えないで見たり読んだり出来る物が吉なのだろう。 キャラクターたちはわかりやすいし立ってたから、もっとやりようがあったんじゃないかなぁと思ってしまった。 「人生の厄介なところは、何年ものあいだまっすぐ順調な道をたどることがあって、あまりに順調なせいで、それが当たり前のように思い込んでしまうことだ。悲劇なんてどこか遠いところで、赤の他人に起こる出来事だってな。するとバーン、いきなり道がカーブになって、人生がひっくり返ってしまう。それが今回あんたに起こったことさ。」 この台詞が全て。そんな作品でした。
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平凡なサラリーマンに掛かってきた、久しく会っていない友人からの土曜日の電話。それを契機に主人公の人生が一変するという、まさにノンストップのローラーコースター物語。 読んでいて気の毒になるほど、よくもまぁというくらい次々と、主人公を不幸!が襲います。しかも、一体誰を信じれば良いの...
平凡なサラリーマンに掛かってきた、久しく会っていない友人からの土曜日の電話。それを契機に主人公の人生が一変するという、まさにノンストップのローラーコースター物語。 読んでいて気の毒になるほど、よくもまぁというくらい次々と、主人公を不幸!が襲います。しかも、一体誰を信じれば良いのかもわからず、自分一人で対処するハメに。サスペンスの要素もあり、読む方もノンストップです。 ですが、所々ツッコミどころも。ネタバレをしたくないので、あまり詳しく書けませんが、53章に描かれた物語終盤の意外な急展開。この出来事自体は良いとして、何故、そういう事になってしまったのかと言う理由が語られないのが、ちょっと不満。でも、そこを描こうとすると、折角ここまでいいリズムで来ていた物語の流れが止まってしまうので、そこの理由はないのが正解なんですかね? 物語の舞台が、アメリカではなくてイギリスというのも、中々面白いです。
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