もちおもり の商品レビュー
タイトルの「もちおもり」とは、小さいものでも長いこと身につけていると、 持ち重りして、だんだん重さが増してくる。過ぎ去っていく出来事の記憶が、その物にだんだん降り積もっていくこと。 その時間の重さでもあるのかな。 解体場でスクラップを扱うジイチャン。 ザッピン・トラックの父さ...
タイトルの「もちおもり」とは、小さいものでも長いこと身につけていると、 持ち重りして、だんだん重さが増してくる。過ぎ去っていく出来事の記憶が、その物にだんだん降り積もっていくこと。 その時間の重さでもあるのかな。 解体場でスクラップを扱うジイチャン。 ザッピン・トラックの父さん。 もうすぐ妹を産む母さん。 同級生の女の子ヒナタ。 お姉さん先生。 そして図体が大きく、ノミの心臓のぼく月美緒(つくみお)。 生を死を見つめて大人になっていく僕をリアルに描く。 あのクマさんこと、鉄の芸術家(?)篠原勝之さんの作品。
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