イランとイスラム の商品レビュー
イランもイスラムも今ひとつよくわからないでいるので研究者のエッセイ---論文よりは読み物に近いがそれぞれのご専門の分野を概説しようとしているように僕には思える、このような本は興味深い。 なお良いのは著者が日本とイランに跨っていて、特にイラン側の視点での言説が貴重。 惜しむらくは我...
イランもイスラムも今ひとつよくわからないでいるので研究者のエッセイ---論文よりは読み物に近いがそれぞれのご専門の分野を概説しようとしているように僕には思える、このような本は興味深い。 なお良いのは著者が日本とイランに跨っていて、特にイラン側の視点での言説が貴重。 惜しむらくは我が浅学非才で、きっと基本的な解説を書いておられるだろうにもかかわらず、しばしば私の理解が及ばなかった点か。 大きくはペルシア・モンゴル・イスラムと支配者が代わってきたが、この土地の人々は伝統を重んじ、新しいものも取り込み、ただし自分たちの流儀はいつのまにか守っているということのようだ。 シーア派信仰でさえもどうやらペルシア流イスラムと見ても良さそうなほどである。
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