自閉症スペクトラムの少女が大人になるまで の商品レビュー
女の子が思春期の少女に成長する際の、心と体の変化との付き合い方について丁寧に教えてくれる本なので、親としては近い未来を想像してツラくなる部分はありますが、しっかり準備するために読んでおくべき本の1つです。
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自閉症スペクトラムと診断される女性は 男性よりも不利な立場であることが多い。 なぜかというと、まずは発症率が男性と女性では違うからである。 女性の報告例は少ない。(医学書では4:1となっている) しかし、少数ながらも存在することはたしかである。 本書はその事実を受け止め、具体的...
自閉症スペクトラムと診断される女性は 男性よりも不利な立場であることが多い。 なぜかというと、まずは発症率が男性と女性では違うからである。 女性の報告例は少ない。(医学書では4:1となっている) しかし、少数ながらも存在することはたしかである。 本書はその事実を受け止め、具体的な対処法が書かれている。 特に少女は群れることが多い。その群れの中でどう生き抜いていくのか。 そして少女はやがて大人になる。 精神的にではなく、身体的にも大人になる。 具体的に言えば、生理がおとずれ、大なり小なり胸はふくらみ、無駄毛が生える。 この体の変化についていくのは正直大変である。 そのときに本人はどうむきあっていけばいいのか、 そして周囲はどう教えていけばいいのかと言うことが具体的にかいてある。 たが、本書の著者は外国人である。 (訳者は日本人であり、内容も少し日本用に変換はされている) 日本文化とのギャップ感は否めないが、 逆にこれぐらいオープンに教えるのが良いと私は考える。 欲をいうなれば、「群れ」にたいする対処法を もっとかいてほしかった、と。
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