さよならペンギン の商品レビュー

大西科学【著】

2022/07/01

同僚の誘いを今日も断り、一緒に暮らしている存在と
ふらふらと彷徨う。

ファンタジーなのか、SFなのか
ちょっと分からない話でした。
読むことはできたのですが、だから？？　と
疑問符だらけ。
最後がいいように終わったのかどうかも謎です。

2017/05/23

前半はこの上なく面白かったのに、延長体のバトルが始まって以降はまったく興味が削がれてしまった。量子論についての知的好奇心を分かりやすく物語風に語ってくれる良書だったのに、いったいなぜあんな展開にしてしまったのか。

しかしまったく量子論っていうのはSFでしかないな。今後の量子論の展開には興味津々です。

2016/02/10

可愛らしいタイトルと表紙に惹かれて。SFは苦手だけどとても読みやすかった。とにかくペンダンがかわいい。出来ればシリーズ化でもしてゆっくり読みたい話だった。

2015/08/15

難しいところもあったし、良く分からないところもありましたが、これはこういう物語として純粋に楽しんで読めました。何年も生きる観測者とそれと共にある延長体。延長体はとても悲しい存在なのに、ペンギンであることで、悲しくもどこか愛らしい存在になっていました。まさに哀愁です。バトルシーンはなかなかの迫力。まさか、谷さんがそうだとは全然気付けませんでした。物理のことはさっぱり分かりませんし、量子力学なんてのも？？？です。こういう分野に馴染みのある方ならより楽しいのかも。ただ、SFとして面白く読める1冊でした。

2015/05/22

面白いけれど、自分の頭では十分に理解できなかった。いわゆる「理系」の人だったら、ワクワクして読めるのではないか、と想像した。

2014/07/15

「哀愁の量子ペンギンSF」。初めて読むタイプの本だった。作者の名前からも想像できるとおり、科学の本。SPEC結・咬ノ篇やアンジェラアキの「宇宙」と類似している。

読み終わるまでに何度寝落ちしたことか・・・(笑)単に「おもしろかった」では言い表せない。難しい・・・考えさせられる本。

もし私も観測者で、家族が死んでしまってからも自分は若いままで100年以上も生きていたら・・・？堪えられない。私も、この世界はお芝居の背景みたいなものだ、と考えなければ堪えられることではないだろう。

一方、観測者の欲のなさにも驚かされる。大金持ちになることもできたのではないか、戸籍を取得すること・税金を納めることなど考えず、豪邸に住み、ご馳走を食べ・・・。

いずれにせよ、我が身に起きることとは考えにくい。現実感はないが、やはりパラレルワールドや不老不死といったことは、有り得ることなのだろうか。

2014/06/22

設定とキャラクターは嫌いはないのですが、ストーリー展開が、うーん…という感じ。
ペンダンが襲われたり、戦ったりするあたりの動機がイマイチ呑み込めません。
もう少し違う描き方も出来たんじゃないかなぁ…なんて思ってしまったり。

不死身の理解として、自分が生きている世界を選択しているというのはユニークで面白いと思います。
冒頭の確率の授業の話も良かったです。
ペンダンも可愛いです。

2013/09/29

無限に分岐していく世界。
常に自分が生き残る世界に在ることで不老不死な男と変幻自在な生物ペンダンの物語です。
思考実験的なSF世界の説明は面白くないこともないけど。
主人公に反する思想を持つ敵キャラに魅力がないので、生き続ける理由も不死者の孤独もあまり響くところがありません。
飄々とした主人公南部ととぼけたペンダンのキャラは好きなだけに少し残念です。

2013/08/26

すんなり疲れず読めるSF小説。
アニメ化されそうな軽い内容で、重厚感を求める人には多分物足りない。
ただし、彼のTwitterはイチオシです。

2013/03/16

量子ペンギンSF。SF要素が強いし戦闘とかもあるのに、優しい印象のお話でした。漫画とか映画とか、ビジュアルあっても面白そうだなと思います。