雅楽入門 新版 の商品レビュー
雅楽のCDは、東儀秀樹さんのを1枚ずっと昔から愛聴してきたのだが、さいきんになってもう何種類か聴いている。本書は雅楽に関する音楽的な知識が網羅されており、譜例も入っていて貴重な入門書となっている。ややこしい楽曲の種類も丁寧に解説されており、聴く上での知識として今後も参照すること...
雅楽のCDは、東儀秀樹さんのを1枚ずっと昔から愛聴してきたのだが、さいきんになってもう何種類か聴いている。本書は雅楽に関する音楽的な知識が網羅されており、譜例も入っていて貴重な入門書となっている。ややこしい楽曲の種類も丁寧に解説されており、聴く上での知識として今後も参照することになるだろう。 とりあえず各楽器の特色と役割について必要十分な知見を得ることが出来た。
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増本伎共子氏は雅楽の理論を説明する際、西洋音楽の知識や常識を一旦忘れて、柔軟な感性で接するようにと勧める。そうして先入観を捨てて「未知の世界」を体験することを、エスニック料理を初めて食べる体験に例えているのが面白い(pp. 195-196)。 雅楽がエスニック料理(?)。意外なよ...
増本伎共子氏は雅楽の理論を説明する際、西洋音楽の知識や常識を一旦忘れて、柔軟な感性で接するようにと勧める。そうして先入観を捨てて「未知の世界」を体験することを、エスニック料理を初めて食べる体験に例えているのが面白い(pp. 195-196)。 雅楽がエスニック料理(?)。意外なようで、もしかするとこれは絶妙のたとえかもしれない。雅楽とはもともと、アジア大陸各地の“エスニックな”音楽の集合体なのだから。増本氏のこの文章は、雅楽の理論を学ぶための助言として書かれた言葉だが、同時に音楽の聴くコツを示唆しているようでもある。
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邦楽に詳しくないので、読みました。 入門書にしては詳しく書かれているので勉強になります。 註が詳しく参考文献も中に書かれているのもありがたい。 全体で参考文献一覧にしてもらえると、もっとありがたかった。 索引もつけてあると勉強しやすい。
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