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クラウド誕生 の商品レビュー

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36件のお客様レビュー

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2023/10/23

SaaS業界で働いておりますが 業界の常識がここから始まったことを知りました。 IT業界で働く人はこれを知っていないともぐりなのかも。 年配の方とお話しするときに役に立ちそう。

Posted byブクログ

2022/05/05

SaaS企業に勤める人は読んだ方がいいです。 多分、SaaS業界でやっていることのほとんどはこの111のアドバイスに従ってやられているような気がします。 一時期、藤田田のユダヤの商法がめちゃくちゃバイブルとして値段が上がりましたが、SaaS業界にとってのそういう本多と思います。

Posted byブクログ

2021/05/03

 新事業開発のお勉強。  2人は、本当に成功している経営者は、自分の会社を立ち上げる前に、「現実世界を経験」していることが多いと言うのだ。彼らの言う「現実世界の経験」とは、顧客と関係を築くことを主な業務とする、営業職のことを意味していた。顧客を担当するという重責を、肌で感じてみ...

 新事業開発のお勉強。  2人は、本当に成功している経営者は、自分の会社を立ち上げる前に、「現実世界を経験」していることが多いと言うのだ。彼らの言う「現実世界の経験」とは、顧客と関係を築くことを主な業務とする、営業職のことを意味していた。顧客を担当するという重責を、肌で感じてみるべきだと言うのである。 ■嵐の中で平静を保つ方法 ・その瞬間にとどまる。 ・自分の感情を観察する。その感情に同化しない。自分の反応を意識する。 ・相手の感情に乗らない。相手に耳を傾け、自分自身に耳を傾ける。 ・自分に問いかける。「これにどのように対処すべきか?そもそも反応すべきか?」 ■重要なことのみ集中しよう  …開発者たちの合言葉は、「速く、簡単に、最初から間違いなくやろう」だった。…  私たちはできるだけ使いやすい、最高の製品をつくることに集中し、その一点に時間を費やした。最初からあらゆることに同じだけ集中するのは不可能だ。ひとも時間も限られている。なので、80%の違いを生み出す20%に集中すべきである。 ■口コミ現象を起こそう  …もっとも直接的に売上につながるマーケティング手法を検討し、次の2つの手法を取り入れることにした。これはいかなる企業でも利用できるし、効果が期待できるものだ。 ・記者の記事:新聞や雑誌に掲載される、ビジネスや技術に関する偏りのない話 ・顧客の声:顧客自身が語る導入の成功事例を中心とした口コミ現象 ■無料で試してもらおう  無料で利用してもらい、貴重な意見をもらえば、製品の改善にもつながる。成功するには、それがひとつの鍵だと考えていたのである。 ■強固な基盤となる試作品に長期的に投資しよう  設計においては、長く使えるコードを書くのが私たちの哲学だった。パーカーとデイブとフランクは、「速く、簡単に、最初から間違いなく」という、システム設計の指針を初日にまとめた。 ■V2MOMを使って目標に焦点を絞り、組織を結束させよう  セールスフォース・ドットコムが成功できた最大の秘訣は、異常な勢いで成長する中でも、組織の一体感を維持し、コミュニケーションを欠かさなかったことだと思う。組織が急速に成長しているときには、絶え間ないコミュニケーションと強い一体感が何にもまして重要だ。当社がその両方をうまくできたのは、私が数年前に開発した秘密の経営プロセスがあったからである。  …  …V2MOMとは、Vision、Value、Method、Obstacle、Measureの略語であり、ブイ・ツー・マムと発音している。 ※セールスフォース・ドットコムの最初のV2MOM Vision:世界クラスのインターネット企業とSFA(営業支援)サイトを速やかにつくりあげる。 Value:1.世界クラスの組織     2.市場投入までの期間を短縮     3.機能的     4.使いやすさ(アマゾン並み)     5.付加価値型のパートナーシップ Method:1.チームを雇う     2.製品の仕様と技術アーキテクチャをまとめる     3.ベータ版と最終版向けの製品仕様書を素早く作成する     4.大きなEコマース、コンテンツ、ホスティング会社とパートナーシップを構築する     5.サービスの発表計画を立てる     6.出口戦略を立てる(IPO、買収) Obstacle:1.開発者      2.プロダクトマネジャー、事業開発担当者 Measure:1.試作品は最先端の技術を組み込む      2.高品質で高機能なシステム      3.パートナーシップはオンライン上で管理、統合されている      4.セールスフォース・ドットコムがリーダーおよびビジョナリーとして認識される      5.全員がリッチになる

Posted byブクログ

2020/10/24

最強のSaaSカンパニーが誕生するまでのストーリー。きれいに書かれすぎてて、絶対もっと色々あったはずだろと思うけど(笑)

Posted byブクログ

2020/03/30

セールスフォース・ドットコム社創業からの成長の過程をオープンに語っている本。 マーケベニオフ氏のカリスマ性やリーダーシップ(あと破天荒さ)の一端が垣間見えて面白い。 同社のカルチャーを理解するのに良い本なので、就活生などに手に取ってみてほしい。

Posted byブクログ

2018/04/22

AppExchangeの開発により、エコシステムとなった。 世界で最も優秀な人材。 変化を起こす強い意欲を持つ人。 自分の仕事の重要性に自信を持つ人 自分自身より大きな何かに身を捧げている人 V2MOM ビジョン(何がしたいのか) バリュー(ビジョンの何が大事なのか) メゾッ...

AppExchangeの開発により、エコシステムとなった。 世界で最も優秀な人材。 変化を起こす強い意欲を持つ人。 自分の仕事の重要性に自信を持つ人 自分自身より大きな何かに身を捧げている人 V2MOM ビジョン(何がしたいのか) バリュー(ビジョンの何が大事なのか) メゾット(ビジョンをどのように達成するのか) オブスタクル(達成を阻む可能性のあるものは何か) ミージャー(達成したことをどのように知るか)

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2015/03/16

既存産業と対峙し、新規産業を産み出していくための考え方や手法を体験談をもとに幅広くまとめてあり、とても参考になった。

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2014/08/27

稀代の起業家マーク・ベニオフ氏の10年間の成功物語。 toC向けのサービスではないのでスティーブ・ジョブズやジェフ・ベゾスと比較して、 日本での知名度は低いが同格に扱うべき起業家ではないかと考える。 新たな巨大市場を創造するには絶対的な思想リーダーの存在が不可欠であり、 クラウ...

稀代の起業家マーク・ベニオフ氏の10年間の成功物語。 toC向けのサービスではないのでスティーブ・ジョブズやジェフ・ベゾスと比較して、 日本での知名度は低いが同格に扱うべき起業家ではないかと考える。 新たな巨大市場を創造するには絶対的な思想リーダーの存在が不可欠であり、 クラウド、SaaS、エンタープライズというIT業界の未来を占う重要なキーワードから 想起されるべき起業家はマーク・ベニオフ氏なのではないかと思う。 セールスフォース社及びベニオフ氏自らを思想リーダーに仕立てる巧みな戦術の数々。 また氏が言及する戦術に再現性があり複数回利用可能な場合は、 より上位概念の戦略へと昇華できるという持論は共感せざるを得ない。 アップルの時価総額は2014年7月時点で57兆円、Amazon19兆円、セールスフォース6兆円と 現時点における時価総額という評価軸においては見劣りするが、 成長余地が大きくセールスフォースの更なる一手に注目していきたい。

Posted byブクログ

2015/04/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

■参考にした点 無料体験、事例紹介、シンプルな価格→自信があるようにみえる。広告ではなく広報。事例紹介は顧客に語らせる。「なぜ、SFDCが選ばれているか…」から始める。未実施→トレーニングを有償化。主催者の戦略。パートナーコントロール。 ■その他 V2MOMがよかった。花尾さん Vision Value Method Obstacle Measure

Posted byブクログ

2013/01/16

Salesforce.com CEOのマーク・ベニオフが自社の10年を振り返り、その成功の物語と、成功のための111のアドバイスが綴られた一冊。 1999年に「ソフトウェアの終焉」という挑戦的な旗印を掲げ、クラウドコンピューティングの業界自体を勃興させた同社は、本著でも登場するク...

Salesforce.com CEOのマーク・ベニオフが自社の10年を振り返り、その成功の物語と、成功のための111のアドバイスが綴られた一冊。 1999年に「ソフトウェアの終焉」という挑戦的な旗印を掲げ、クラウドコンピューティングの業界自体を勃興させた同社は、本著でも登場するクレイトン・クリステンセンの「イノベーションのジレンマ」を地で行く破壊的イノベーターたる戦略で幾つもの手を打っている。 まだ業界も存在していない状態からどのようにして世の中に自社の存在やクラウドコンピューティングをアピールしていくか、プロモーションの工夫の仕方についてなどマーケティング戦略について。 当時はまだ珍しかった無料トライアルや商品立ち上げ期の顧客との距離のとり方(パートナーのように、寄り添うように)。 市場・顧客が追いついていなかったとしても、自らの革新性を信じ、商品を早く(しかし安全に)市場に投入し、顧客からのFBを経て改善していくプロセスは、昨今流行ったリーンスタートアップの“MVP=minimum valuable products”の考え方を豊富とさせるテクノロジー戦略である。 amazonも同社もそうだが、2000年前後に勃興したドットコム企業で成功しているところに共通しているのは“インターネットのオープンさ”を正しく理解して目の前の利益に振り回されなかったことと、初めから“スケールすることを前提”にしたシステムを構築していた点にあるように思う。 Webサービスを提供する新興企業(新規事業)にとっては学びの多い一冊ではないだろうか。

Posted byブクログ