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へんないきもの の商品レビュー

3.8

19件のお客様レビュー

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2020/12/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

へんないきもの。 このひらがなで緩いタイトルを見た時、きっと皆、一時期流行った生物関連の絵本か何かだと思うのだろう。気になるから手に取ってみる。そして適当にページを開いた時、そこは雪国ではないがへんないきものが住んでいるのだ。 見開きにかなり実写的ないきものの絵、もう片方にはそのいきものに関する解説がコミカルに分かりやすく書かれている。見た目のインパクトで1度驚き、解説の『へん』さに二度驚く。一度で二度美味しいとはまさにこの事である。 幼少期の頃からいきものが好きだった僕にとって、親から与えられたこの本は自分のいきものの世界を広げるとても大切な一冊になった。それから僕はこの本を「いきもの探求入門書」と心の中で呼んでいる。 一度、この本を読んでみてほしい。もしかしたらこのレビューを読んでいる貴方は「虫はこの世から滅びろ」とうたうシティーな人かもしれない。「いきものが好きすぎてたまりません」という同士かもしれない。どちらのような人でもきっと、この魅力的でへんな世界に引き込まれることだろう。 蔵書なし (ただし、続編を併せた本は蔵書あり) 本館2階東閲覧室(自然科学系) 480.4||Ha - HN.黒羽

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2018/02/17

 つい先日のことです。私はイズミヤの八百屋さんで、白雪かぼちゃをみつけました。これ、おいしいんだよね~、と、らららんらんな気分で買い物カゴにその白雪かぼちゃをいれるやいなや!!強烈な体臭を放つショッキングピンクな生き物があらわれて、「ケッ、馬鹿が。こっちの中国産のにすりゃ、百円も...

 つい先日のことです。私はイズミヤの八百屋さんで、白雪かぼちゃをみつけました。これ、おいしいんだよね~、と、らららんらんな気分で買い物カゴにその白雪かぼちゃをいれるやいなや!!強烈な体臭を放つショッキングピンクな生き物があらわれて、「ケッ、馬鹿が。こっちの中国産のにすりゃ、百円も安いのに」オーマイガッな存在感を私の耳元で炸裂させてソノ生き物はお尻を振り立てて、去ってゆきました。ああ、おばさん、食品売り場に来る前に、まずはお風呂に入ろうよ……と、私は彼女を見送ったわけです。私から見れば、彼女は、まさにヘンなおばさんそのものですが、彼女から見た私は、きっとゆるしがたいおばさんだったのでしょう。  同じホモサピエンス同士でだって、わかりあえないこの世の中、広い世界を見渡せば、ヘンな生き物ばかりです。この本には、こんなおばさんのことは残念ながら載っていませんが、無表情で無脊椎なチアリーダー、キンチャクガ二。世界のどん底で愛想を振りまくセンジュナマコ、裸でも象でもクラゲでもないハダカゾウクラゲ。エイリアンの干物ワラスボ。みなみのしまのあくまだよアイアイ、などなど、読んで楽しいへんないきものばかりがたっぷり載っています。  ヘンな人と出会ってしまった後の、気分直しにおすすめします。

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2015/03/14

突拍子もなく気持ちの悪いいきものがあまりいないのがこの本が売れた原因ですかね。 有名無名取りそろえてへんないきものがたくさんいて楽しく読めました。 できればいきものの説明だけにして、ちょっと気の利いた(と作者が思っている)文章はなくても良かったかな。(^^;

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2014/05/14

続編のほうを先に読んでしまったが、こちらのほうがよりポピュラーなものを集めているようだ。といってもほとんどのものを知らなかったが。 表題のごとく、珍しさもさることながら、文章表現が面白くて笑いを誘う。真面目な図鑑を読むよりかえって興味がわくように思える。

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2013/10/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表紙のオオグチボヤを始め、クラゲ、ウミウシ、クモ等の中でも知られざる珍生物を紹介した本。体長2mもあるヒル(日本にもいる!)や、最強生物クマムシなどは衝撃的。著者は生物学者でもなんでもなく、元グラフィックデザイナーさん。紹介文が結構笑える。

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2013/10/27

これは、発売された当初、店頭に平積みされてた頃から気になってた。文庫になってて、さらには中古で売られてたから、あらためて読んでみる気になってゲット。期待に違わぬ楽しさでした。

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2013/10/11

文字通り,世の変な生き物をウィットに紹介する.大半が海の生物である.進化の中で深海は我々の想像を絶する世界となったようだ(手の届かない世界だから当然ではあるが).

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2013/03/03

早川いくをさんの軽快な語り口が最高に楽しくて、思わずうほほっと笑っちゃいます!緻密なイラストも素晴らしく思わずじっくり見ちゃいます!読んで、見て、二度美味しい♪

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2012/05/18

数年前のベストセラー。だけど改めて読むと、驚愕の実在生物の姿もさることながら、軽妙なツッコミを繰り出す解説にニヤニヤが止まらない。しかしよくこれを「中高生のためのオススメ図書」に選んだなあ岩手県教育委員会(笑)。一人で読むよりみんなで見て盛り上がる「ワイワイ本」の類だから、朝読書...

数年前のベストセラー。だけど改めて読むと、驚愕の実在生物の姿もさることながら、軽妙なツッコミを繰り出す解説にニヤニヤが止まらない。しかしよくこれを「中高生のためのオススメ図書」に選んだなあ岩手県教育委員会(笑)。一人で読むよりみんなで見て盛り上がる「ワイワイ本」の類だから、朝読書には向かないんじゃないか?←冗談です

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2011/10/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

Twitterにて教えて頂いた本。リオン博士、ご紹介ありがとうございました。 これは最初から最後まで笑って読めた。珍妙な、まさに珍妙としかいいようのないへんないきものを3頁(白黒イラスト1頁+文章2頁)で説明していく。 この文章の軽妙でシャレがきいてること。全体的に笑いに「昭和のかをり」がぷんぷんするわけだが、そこがまたおかしみを誘う。 タイトルをいくつかひろうだけでも笑えてくる。 最初から守りに入ってる人生...ハリモグラ アニマル忍者武芸帳...オポッサム 世界のどん底で愛想を振りまく...センジュナマコ おまえさんがた、アシを切りなさるとでも...ザトウムシ などなどなど!1つのいきものの説明が短いので、図鑑的なものを求める向きには物足りないかもしれないが、へんないきもの画像に惹かれる方には楽しめるのではないかな。 ところで、今、文庫カバーについている作者近影を見て驚いたが、すっごいイケメンである!

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