千葉県立海中高校 の商品レビュー
自分的にはなかなかハマらないBirthシリーズに 於いて前作も良かった青柳氏の2作目。 海中都市という大胆な設定に於ける青春小説。 主人公の女のコ「夏波」の活き活きとしたキャラが 魅力的です。海中都市が出来るに至る設定や その都市が終わりを迎えるまでの描写は 流石に浅さが気になり...
自分的にはなかなかハマらないBirthシリーズに 於いて前作も良かった青柳氏の2作目。 海中都市という大胆な設定に於ける青春小説。 主人公の女のコ「夏波」の活き活きとしたキャラが 魅力的です。海中都市が出来るに至る設定や その都市が終わりを迎えるまでの描写は 流石に浅さが気になりますが...。 恋愛青春小説として読んでしまえば問題ナシw。 魅力的で前向きな女のコ「夏波」と頭脳明晰ながら 人付き合いの下手な「光次郎」との甘酸っぱい 思い出とその後の男女の思い出に対する対象的な 距離感が絶妙ですね。 やはり...男って残念な生き物なのねw。
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著者の作品初読み。校歌の冒頭が「木漏れ陽」ではなく「波漏れ陽」で始まることからわかるように、海底に実験的に作られた都市の高校生活を描いた作品。 巻末に高校の校則や時刻表など添えてあるのががおもしろかった。
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化学教師が振り返る自分の高校時代と、まっすぐ正直に生きる女子高生の夏が交差する。二つの物語の舞台は、かつて東京湾の底にあった「海中市」。海流発電とシーコンクリートの街で、海の底で暮らしていた人々の、高校生たちのひと夏。海の青色の静けさと、波濤の激しさとがもつれ合う。 中高校生向け...
化学教師が振り返る自分の高校時代と、まっすぐ正直に生きる女子高生の夏が交差する。二つの物語の舞台は、かつて東京湾の底にあった「海中市」。海流発電とシーコンクリートの街で、海の底で暮らしていた人々の、高校生たちのひと夏。海の青色の静けさと、波濤の激しさとがもつれ合う。 中高校生向けの児童文学のようなタッチなのは、講談社バースとやらの仕様なのかしら。字も大きいし。でもそこが子供と大人の中間地点、独特のあどけなさをいっそう演出しているようにも思える。 空想的な舞台と、説得力のある設定、個性あふれるキャラクターのおかげでリアリズムになり過ぎることもなく、良いバランスの取れた面白い作品だと思う。
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