図説 ロシアの歴史 の商品レビュー
大変読みやすく網羅的だ。ロシア通史の新書は存在していないが、本書がまさにその役割を担うものといえる。内容についても示唆に富むもの、頷けるものばかり。ロシアについて考えるうえで、頼りになる一冊だ。
Posted by
図も多いし、わかりやすい。時折見える筆者の方の考え方も素晴らしい。筆者の、歴史人物や歴史制度に対して、評価を敢えて明確にしない、また評価に対して慎重になるべきだというような歴史哲学が伝わってくる。
Posted by
ロシアはその歴史のはじめから諸民族との接触を運命づけられていた。 キリスト教はロシアに多くのものをもたらした。 キエフはキリスト教をベースにヨーロッパのひとつの国となった。 ピョートル大帝はオランダ、イギリスで造船術などを学んで帰国後、ロシアを西欧化、つまり近代化に着手した。 1...
ロシアはその歴史のはじめから諸民族との接触を運命づけられていた。 キリスト教はロシアに多くのものをもたらした。 キエフはキリスト教をベースにヨーロッパのひとつの国となった。 ピョートル大帝はオランダ、イギリスで造船術などを学んで帰国後、ロシアを西欧化、つまり近代化に着手した。 1930年代のスターリン体制は安定していたが、大テロルという矛盾した体制だった。 アンドロポフとチェルネンコは、ペレストロイカのゴルバチョフまでの中継ぎ。 困難の多くはロシアがヨーロッパの辺境に位置しながら、歴史の歩みを遅れて開始したことにあった。
Posted by
- 1