魔法の夜を公爵と の商品レビュー

セレステブラッドリー【著】,高里ひろ【訳】

2010/05/20

こちら３部作の完結編である。前２作で結婚した従姉妹達を見ながらも　結婚は無理だと諦めていたヒロイン。彼女と打ち解けて何でも話せる友人関係に満足してる公爵家四男のヒーロー。

ヒロインには三代にわたって続いている “ある財産譲渡”の話もありそれが３部作のキーポイントとなっている。遺書を書いたのは家族の中に１人でも公爵家の称号が欲しかったふざけた爺だ。

背が高く馬面とか言われてたヒロインが変貌をとげるシンデレラストーリーなのだが・・・。
ヒロインにはある秘密があり　それは予想以上に大きな嘘で１歩間違ったら犯罪なので　最後はどうなる事やらとヒヤヒヤした。ヒーローが裏切られたと怒る心境もわかるからなぁ。やっと信頼できる相手をめぐり逢えた矢先にあれだもん。
読んでるほうも　そりゃないだろーと言いたくなるってもんだ。