警官の紋章 の商品レビュー
『笑う警官』からの事件を誰もが引きずっている。 今回も津久井や佐伯といった警官が引き続き登場する。 洞爺湖サミットを控える道警の結団式に向けて、様々な警護が必要になる中、ある警官が失踪する。 彼の失踪の目的は… 津久井は失踪警官の追跡を、佐伯は一人で独自に過去の事件のリベンジを狙...
『笑う警官』からの事件を誰もが引きずっている。 今回も津久井や佐伯といった警官が引き続き登場する。 洞爺湖サミットを控える道警の結団式に向けて、様々な警護が必要になる中、ある警官が失踪する。 彼の失踪の目的は… 津久井は失踪警官の追跡を、佐伯は一人で独自に過去の事件のリベンジを狙うべく裏で捜査を進める。 そして、女性警官の小島も警護課の応援でSPとして参加。 女性警官が逞しい。 2023.10.11
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1作目の話をくどくどとまだやっているのかと読むのがすこしかったるかったが終盤のアクションシーンはやはり見事で、なんだかんだでつぎも読んでみようとおもえてしまう
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道警シリーズ第三弾。 このシリーズは安定感がある。北海道の地名も懐かしく、それぞれの刑事の生き様も生き生きと描かれている。 一気に全部読むのも悪くない。
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北海道警察シリーズ第三弾。前本部長・五十嵐によって、自殺に追い込まれた日比野警部。その息子の巡査が父の仇打ちを試みる。同時に、佐伯によって五十嵐の罪が明かされようとする。終盤は面白く読み進めたが、えっ?これで終わり?というラストであった。
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道警シリーズ三巻目。途中、違うことに気を逸らしたりしてたので正当な評価と言えないかもしれないが、自分は二作目の方が好きだったように思う。 主要登場人物にも愛着が湧き出してきて読み進めやすくなってはきたものの、展開が少し浅いような気がしてしまったのだ。 次巻はどうなるやら。楽し...
道警シリーズ三巻目。途中、違うことに気を逸らしたりしてたので正当な評価と言えないかもしれないが、自分は二作目の方が好きだったように思う。 主要登場人物にも愛着が湧き出してきて読み進めやすくなってはきたものの、展開が少し浅いような気がしてしまったのだ。 次巻はどうなるやら。楽しみ半分不安半分。こうして期待すること自体すでに氏の術中にはまっているのだろう。
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『道警大通署』シリーズ3作目。再読。 * * * * * 郡司事件の裏に潜む道警腐敗の深淵がいよいよ明らかになります。 キャリア官僚を筆頭に出世欲に取り付かれた人間の醜さがこれでもかと描かれていました。フィクションだと信じたいですが、そう信じきれない現実(...
『道警大通署』シリーズ3作目。再読。 * * * * * 郡司事件の裏に潜む道警腐敗の深淵がいよいよ明らかになります。 キャリア官僚を筆頭に出世欲に取り付かれた人間の醜さがこれでもかと描かれていました。フィクションだと信じたいですが、そう信じきれない現実(高級官僚たちの甚だしい不正)があるのも確かです。 社会派作家の本領がにじみ出た、歯ごたえのある作品だったと思います。 ただ、宮木や勝野のその後、何より元道警本部長の五十嵐を公判に持ち込む手続きなども含め、「郡司事件3部作」の事後処理まで読ませてくれたら文句なしの☆5つでした。
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「シリーズ物」の順番読みの鉄則を破るのもいいもんだ・・ただでさえ、複雑な過去とのしがらみ、人間関係を押しまくる読書。たいていは眠くなるのだが、佐々木物は何時もそうならない。「警察の紋章」が突きつける「警官としての正義」と闘う、対峙するものを見極めたく。 半ばを過ぎると、アドレナ...
「シリーズ物」の順番読みの鉄則を破るのもいいもんだ・・ただでさえ、複雑な過去とのしがらみ、人間関係を押しまくる読書。たいていは眠くなるのだが、佐々木物は何時もそうならない。「警察の紋章」が突きつける「警官としての正義」と闘う、対峙するものを見極めたく。 半ばを過ぎると、アドレナリンが高まり、ぐんぐんその時、その現場」に向かって収斂されて行くのを感じる。 当作品で最もスポットが当たった若き彼は殆ど声も姿もなく、彼の「持っているであろう熱情」が膨らんでいくのを眺めているに過ぎない読者。関係者の中でも現場にいるもの、上昇したモノ、離脱したモノ、それぞれにある想いと情熱がどう向き合っていくが。。クレーンが降りてくる辺りから吹き上げる焔が白く燃える。
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評価も良くて、前作の2冊同様サクッと読めたけど面白くなかった。 警察小説にしては底が浅く、盛り上がりそうで盛り上がらないまま終わった。 ん、それとも恋愛小説の要素も組み込みたかったのか? 良く分からん。 もう読まん。
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道警シリーズ第三段! 「笑う警官」「警察庁から来た男」に続き、これまたエンターテイメント作品として楽しめました。 ストーリとしては やはり「笑う警官」から繋がったストーリー 「郡司事件」の証人として呼び出されいた警官が前日に自殺。その息子が日比野伸也が警官となっていますが、洞爺...
道警シリーズ第三段! 「笑う警官」「警察庁から来た男」に続き、これまたエンターテイメント作品として楽しめました。 ストーリとしては やはり「笑う警官」から繋がったストーリー 「郡司事件」の証人として呼び出されいた警官が前日に自殺。その息子が日比野伸也が警官となっていますが、洞爺湖サミットの特別警備結団式前に拳銃を所持したまま失踪。 その目的は? この事件については津久井がその行方を追います。 一方、佐伯は過去の覚せい剤密輸捜査の結果に疑惑を抱き一人で調べ始めます。 さらに、小島百合は結団式に出席する大臣の担当SPに。 津久井、佐伯、小島とそれぞれ任務を果たしながら、今回も結団式当日に向けてストーリは一つにつながっていきます。 やはりその背景には大きな陰謀が.. そして、明らかになる真実 といった展開です 今回も小島百合がいい味出しています(笑) 大臣を警護する東京のSPと好い中になろうと思っていたり、事件解決後、佐伯と食事したり... さてさて、二人の関係どうなる?って感じ しかし、ここまで1作目の事件を引っ張り、絡めながらストーリを構成するのってすごい。 とても楽しめました。 これ、ほんと順番に読まないとだめです。 1作目の「郡司事件」からいろいろ話が発展しているし、 2作目の功績から小島百合が大臣の担当SPになるし、 ということで、順番に読みましょう。 まんまと作者と出版社の思惑にはまっているか(笑)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
佐々木譲さん、北海道シリーズ3冊目。警察官であった父親の仇を同じ警察官の子が伐つことを決意する。サミット結団式を利用し、警察官僚を撃ち殺す計画。一方、それを阻止し、官僚の悪事を晴らそうとする佐伯、津久井、小島。彼らのニヒルな性格はとても好感度が高い。しかし、日比野しかり、全体的にキャラ立ちは明確ではなかったかな。なので、少し話が複雑化したのでは?と思う。今回の事件で、北海道警の最悪な1週間が未だ継続しそうで、続きが気になるところ。最後のクレーンの場面がメインであり複雑すぎるシーンで残念だった。
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