王にこの身を捧げ(3) の商品レビュー
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財政的にも国際社会情勢の中においても、存亡の危機に瀕している王国の王女クラリッサ。 彼女は六年前に同じ王家の一族の血を引く青年フェルッチオと出逢い、以来、誘惑され続けてきた。 クラリッサは彼に激しく惹かれつつも、頑なに拒絶してきた。 しかし、時ここに至り、王国再建のためにはフェルチオに王位を継承し国王になって貰うしかないという評議会の決定が下された。 フェルッチオが出した条件は、国王になることと引き替えに、クラリッサに王妃になれというものだったー。 互いに惹かれ合いながらも、誤解とすれ違いで対立してきた二人。 そんな二人が王位継承という厳粛な事実を間に、取引で夫婦となることになった。 クラリッサが前王の実子ではなく、実は王家の人間ではないという事実を知りながら、自分を成り上がり者の庶子と軽蔑する彼女の名誉を守るために最後まで彼女の出生の秘密を暴露しなかったフェルッチオ。 その男らしさ、男気がカッコ良いです。 最後はクラリッサとフェルッチオの誤解も解け、王と王妃というサヤにおさまることができて、良かった、、、 また、クラリッサの秘密も守られることができたのは、すべてフェルッチオの度量の大きさのお陰ですね。
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さまよえる王冠シリーズ、最終話です。なかなか読み応えありました。ラストにむけての意外な展開も楽しめたかな。 傲慢&尊大ヒーローかと思いきや、意外に?心優しき面を隠していたのね~と。あとは、電話でのやりとりの一幕は、アチチです(^^;) (D-1378)
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