ぎろちん の商品レビュー
「万年筆」 ある男を殺そうと、爆弾をしこんだ万年筆を作らせたヤクザの親分。しかし万年筆は人から人へと渡り、次にきたのは・・・ 万年筆の転変がよく描かれている。悪事は自らに誅を下す。 岡本喜八監督が1964年にこの原作をもとにミュージカル映画「ああ爆弾」を製作。親分の妻役が越路...
「万年筆」 ある男を殺そうと、爆弾をしこんだ万年筆を作らせたヤクザの親分。しかし万年筆は人から人へと渡り、次にきたのは・・・ 万年筆の転変がよく描かれている。悪事は自らに誅を下す。 岡本喜八監督が1964年にこの原作をもとにミュージカル映画「ああ爆弾」を製作。親分の妻役が越路吹雪。本ではいなかった役かな。 「ストリッパー殺し」 金粉を全身にまぶして現われた踊り子が、見に来ていた刑事の腕の中に倒れこんで死んだ。金粉は一定時間たったら拭きとらないといけないのだが、ふき取り薬が切れていた。これは作為なのか。 ほかの作品は別な本で読んでいた。 「ぎろちん 」Men Must Die(ブラック・マスク1939.8月号)(「ウールリッチ短編集別巻」「さらばニューヨーク」) 「万年筆」Dipped in Bloodディテクティブ・ストーリイ1945.4月号 (岡本喜八監督のミュージカル映画「ああギロチン」1964の原作となった) 「天使の顔 」Face Work (ブラック・マスク1937.10月号)(ウールリッチ短編集別巻) 「ワイルド・ビル・ヒカップ」Wild Bill Hiccup オール・アメリカン・フィクション誌1938.5.2日号(「さらばニューヨーク」) 「穴」The Loophole ブラック・ディテクティヴ誌1942.7月号(「さらばニューヨーク」抜け穴) 「ストリッパー殺し」The Fatal Footlights ディテクティヴ・フィクション・ウィークリイ1941.6.14日号 日本独自編集。翻訳者、稲葉由紀氏のあとがきによると、稲葉氏がいろんな媒体に既に訳出していたのを、早川書房にまとめてもらったとあった。 1961.7.31発行 図書館
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