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対談集(1999年) の商品レビュー

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2022/01/11

 1999年のカタストロフを前提に語られているので、今となっては事故物件に近い。  当初は違う趣旨の対談集を想定していたらしいが、第2回目の対談相手 横尾忠則から軌道が狂い出す。5回目の相手、雑誌ワンダーライフを廃刊に追い込んだ責任者のひとり小島露観に至っては、幻魔大戦のようなバ...

 1999年のカタストロフを前提に語られているので、今となっては事故物件に近い。  当初は違う趣旨の対談集を想定していたらしいが、第2回目の対談相手 横尾忠則から軌道が狂い出す。5回目の相手、雑誌ワンダーライフを廃刊に追い込んだ責任者のひとり小島露観に至っては、幻魔大戦のようなバトルに勝利したと称する彼に「何か―僕、涙が出てきましたよ」と感涙する高橋克彦。幻魔大戦の真偽はともかく、すなおな人なのだなぁ、とこちらも感心してしまう。  横尾忠則が挙げるコンタクティーの5大原則は「純粋、無邪気、素直、謙虚、全知全能な存在への畏敬の念」。高橋は大半をクリアしているのではないか。

Posted byブクログ