さらば、メルセデス の商品レビュー
稀代の天才、秋元氏の25年前の自伝的小説。冷めた目線を持ち私立大付属校から東大を目指していた高校生が放送作家になりそして作詞家になっていく。そして最後は出版当時の88年につながっていくのだが、88年というから前年におニャン子クラブが終わり翌年美空ひばりの「川の流れのように」が出る...
稀代の天才、秋元氏の25年前の自伝的小説。冷めた目線を持ち私立大付属校から東大を目指していた高校生が放送作家になりそして作詞家になっていく。そして最後は出版当時の88年につながっていくのだが、88年というから前年におニャン子クラブが終わり翌年美空ひばりの「川の流れのように」が出る、そういう時期(そして自分が中学に入った年だ)。上り詰めた証だったメルセデスを手放して再出発の決意を著している。現代において氏が語る仕事観が本書からぶれていないことに驚く。まだまだ続くのだろう。
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