喜怒哀楽でわかる認知症の人のこころ の商品レビュー
認知症と同じ病名でも人によってすごく違うのだなということがよく分かりました。 脳のどの部分が侵されているかによって意欲の減退度合も違うのですね。認知症なんかに負けないでもっと意欲的にリハビリや何か自分に出来ることを探して一所懸命生きてほしいと思い、ただただボサーッと日々不満を言っ...
認知症と同じ病名でも人によってすごく違うのだなということがよく分かりました。 脳のどの部分が侵されているかによって意欲の減退度合も違うのですね。認知症なんかに負けないでもっと意欲的にリハビリや何か自分に出来ることを探して一所懸命生きてほしいと思い、ただただボサーッと日々不満を言っているだけ、何一つ満足にできることがないのに「出来る」と口だけは達者なのを見て嫌で嫌でたまらないときもありましたが、脳の壊れ方によっては仕方がないことなのだなと思いました。進行度合も人それぞれで、こう接したから進行が遅くなる、早くなると一概にも言えないようなので、お互いに無理をせず向き合っていくしかない、諦める部分は潔く諦めて、残された時間をできる限り良い思い出で埋めていけるようにしたいと思いました。
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認知症について今まで抱いていた負のイメージが、この本との出合いで180度に近いほど変わった。認知症の方の心がこんなにも繊細で温かく豊かなものだったなんて、そして周囲の接し方で相手の心の状態がここまで穏やかで喜びに満ちたものになるなんて、本当になんという希望だろう。 ある意味、人の...
認知症について今まで抱いていた負のイメージが、この本との出合いで180度に近いほど変わった。認知症の方の心がこんなにも繊細で温かく豊かなものだったなんて、そして周囲の接し方で相手の心の状態がここまで穏やかで喜びに満ちたものになるなんて、本当になんという希望だろう。 ある意味、人の心への讃歌の書でもある。
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事例を中心に心理学の基礎がなくてもわかりやすく認知症の問題行動や感情の背景を説明されているので読みやすい。決して感情的になる本ではないと思うが、事例を読んでいて涙が出そうになる場面が何箇所かあった
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